高橋愛と西樹(みんなの経済新聞ネットワーク)がお送りする
「日本カワイイ計画。withみんなの経済新聞」
今回は、宮城県で主に缶詰などをつくる水産加工会社「木の屋石巻水産」の松友倫人さんを
リモートでお迎えしました。
https://www.kinoya.co.jp/
高橋:今年は2011年に起きた東日本大震災から10年になりますが、2月にも大きな地震がありましたけど、
大丈夫ですか?
松友:会社の人的被害や工場の設備は大丈夫だったのですが、他の会社さんなのですが、置いていた
缶詰が荷崩れを起こしてしまって。本当は3月から出荷を予定していた金華サバたちが結構やられて
しまっていました。缶詰なのである程度大丈夫なんですけども凹んだりつぶれたりですとかっていうのがありまして。
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高橋:何か新しい取り組みはあったりしますか?
松友:いくつかありまして、一つは前回の放送の時に「TikTok考えてます」って話をしていたのですが、
始めました。
高橋:おー!
西:何で検索すればいいですか?
松友:TikTokで「#木の屋」で!
高橋:あと新しい商品もあるんですよね?
松友:新しい商品として2021年の3月から新しく販売するのが、金華サバの缶詰の醤油煮という缶詰を。
西:醤油煮!
松友:味付けは名前の通りなんですが、ただ震災前の木の屋の中で金華サバの缶詰といったら、
水煮と味噌煮と醤油煮の3点セットだったんですね。震災が起きてから今に至るまで、
本当は醤油も作りたかったですけど、なかなかサバの水揚げが我々の思っているほど多くなくて、
水煮と味噌煮の需要を満たすだけで終わってしまっていたんです。いつかやりたいねって言って、
ずーっと待っていて、今年ようやく醤油をやる余裕が出来まして、震災から10年になってしまったんですけども、
木の屋として復旧という言葉を使うと、木の屋としての復旧がこれで一段落つくかのような思いで販売に臨んでいます。
高橋:待ってました!って方もいらっしゃいますよね。絶対!
西:ラインナップがまた元通り3つになったと。
松友:はい、そうですね!
西:ちょっとここに…目の前に…缶詰をお送りいただいているので…いただいていいですか?!
松友:勿論です!
西:まずは、開缶式を…。 \ パカッ /
高橋:うう~う、いい音ですねぇ~。
西:わっ!もういい香り!!…あっ!美味しい!!!
高橋:んんん~!!!
西:懐かしい感じの味もするし、醤油との加減が絶妙ですね。
松友:ありがとうございます!
高橋:何と合いそうですか??
西:極端に言うと、お酒だけでいける。
高橋:わぁ~!!!いいですね!!
西:勿論、ご飯にも合いますね!色んなものに合いますけど、お酒のつまみとしてこれだけでいけるんじゃないかな。
高橋:松友さん的に何がおススメですか?
松友:この醤油煮に関しては、西さんの言う通りやっぱりお酒だけでいってほしい笑
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西:震災前のラインナップに戻ってこられたということは、木の屋さんにとっても10年経って、
新たなステージに入っていくということになるわけですよね。
松友:震災から10年経っていると醤油屋さんも震災前とはちょっと違うんですよ。
前使っていた所も廃業されてしまったので、違う醤油屋さんで色んなパターンとか
味付けの濃度とかかなり色んな試し方をして「これだったら!」という所に、ようやくたどり着いたという商品です。
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西:カタログも色々手掛けてらっしゃるらしいですね?
松友:はい。震災から10年も経つと石巻とか石巻の水産加工業者自体も色んな変わり方をしていまして、
端的に言えば結構厳しい状況なんですね。その中でも魚屋さんって基本仲悪いんですよ。
高橋:え!?そうなんだ!
西:そんな話初めて聞きましたよ!笑
松友:やっぱり誰よりも早く船を出して良い所行って早く網をおろして、
沢山とったもん勝ちみたいな風習が何百年も前からありまして、基本仲悪いんですよ。
ただこの時代やっぱり仲たがいしてもいられないよねっていうので、割とフットワークの良い会社とか
フットワークの良い人が集まって、石巻でも色んな動きが出ているんですけども、
そのうちの一つで今年の3月に向けてみんなで集まってカタログギフトを作りつつ、そこで感謝を伝えようと
いうので、感謝の思いを伝えるカタログギフトっていうのを企画して作りました。
西:カタログの名前は?
松友:「いしのまき魚町物語」という名前が付いています。このカタログの取りまとめを石巻の
「フィッシャーマン・ジャパン」という会社がやっておりますので、「フィッシャーマン・ジャパン」で
ウェブの検索ですとか、その会社にお問い合わせいただければ注文できます。
高橋:私も検索してチェックしてみたいと思います!
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今回は、「木の屋の【金華さば醤油味付けといわし味噌煮のセット】」を【3名】にプレゼントいたします。
ご希望の方は「日本カワイイ計画。withみんなの経済新聞」サイトのトップページにある「番組にメール」から、
1:おなまえ 2:住所 3:連絡先
そして「木の屋」と書いて送信してください。
※締め切りは3月7日 日曜日 到着分まで。
当選者の発表はプレゼントの発送を持ってかえさせていただきます。