音楽と言葉を電波に乗せて、東京の空へ。 それは、街の色や匂いとまざりあいながら、人々の胸に、降り注いでゆきます。 今回は、音楽、絵画、舞台芸術、小説、建築・・・、さまざまなジャンルのきらめく才能たちが集まった街をめぐる物語。 当時の貴重なお話を伺ったのは、作曲家・編曲家・プロデューサーの村井邦彦さんです。
音楽と言葉を電波に乗せて、東京の空へ。
それは、街の色や匂いとまざりあいながら、人々の胸に、降り注いでゆきます。
50年の間にいくつも結ばれてきた、ラジオと誰かの幸福な関係を、もう一度。
復興をめざして歩み始めた戦後の日本で、経済成長とともにもうひとつ、この国が豊かになるためにめざすべきことがある。
そう考えた大人たちが集う場所が、六本木のはずれにありました。
今回は、音楽、絵画、舞台芸術、小説、建築・・・、さまざまなジャンルのきらめく才能たちが集まった街をめぐる物語。
当時の貴重なお話を伺ったのは、作曲家・編曲家・プロデューサーの村井邦彦さんです。
村井邦彦さんは、1945年・東京生まれ。
日本を代表する作曲家・編曲家・プロデューサーとして、数多くのミュージシャンを世に送り出してきました。
1969年には、音楽出版社「アルファミュージック」を設立。
1972年にスタジオAを立ち上げ、77年に「アルファレコード」を創業しました。
赤い鳥、荒井由実のデビューやYMOの海外進出などを手がけ、音楽業界に新風を巻き起こしてきた村井さん。
92年よりアメリカ・ロサンゼルスに拠点を移し、今なお、活動の幅を広げています。
今回、そんな村井さんにリモートの画面越しでお話いただくのは、戦後、東京発の新たな文化が開花しようとしていた、六本木・飯倉片町の交差点近くにある、伝説のレストランで生まれた風景です。
村井さんが触れた、当時のアメリカ文化。
広い世界を垣間見せてくれた、偉大な先達。
そして、村井さんの背中を押し、音楽ビジネスの道を共に拓いた仲間たち・・・。
あの頃の熱狂がよみがえる、村井さんのトークをお楽しみください。
今回、お送りする曲は
荒井由実「ひこうき雲」
荒井由実とティン・パン・アレー「中央フリーウェイ」。
この「中央フリーウェイ」の演奏は、現在発売中の限定版BOX(Blu-ray Disc・CD・ブックレット)『アルファミュージック50周年記念「ALFA MUSIC LIVE-ALFA 50th Anniversary Edition」からのライブ音源です。
来週の「True Stories」は、この、「ALFA MUSIC LIVE」でのとっておきの演奏シーン、さらに、飯倉片町から始まった新しい音楽の誕生秘話をお届けします。