防災士の古賀涼子さん監修のもと、
いざという時に役立つ防災情報をクイズにして、一日一問出題します。
防災に関する正しい知識を、一緒に学んでいきましょう!
【知っててよかった防災クイズ】
エレベーターに乗っているときに、地震が発生。
次の3つのうち、一番正しい行動はどれ?
A:1階のボタンを押す。
B:全ての階のボタンを押す。
C:ボタンは押さず、そのまま乗っている。
正解は『B:全ての階のボタンを押す』
▼すべての階のボタンを押したら、最初に止まった階で降ります!
もし!エレベーター内に閉じ込められてしまった場合は、非常用呼び出しボタンなどで外部に連絡を。
ただし、首都直下地震が発生した場合、国の想定では最大でおよそ1万7,000人がエレベーターに閉じ込められるとされています。
呼び出しボタンが通じたとしても、救助までに数日間かかる可能性も!
長期戦を覚悟することが何よりも大切です。
もし、呼び出しボタンが通じない場合は、スマホのバッテリーを温存するため、乗り合わせた人と声を掛け合って、交代で電話やメール、SNSで連絡しましょう。
また、映画のように無理に外に出ようとするのはとても危険です。
扉が壊れた場合、その後の救助活動が困難になることも考えられるので絶対にやめましょう。
▼もし!オフィスで地震にあったら…
オフィスでは、コピー機や机などが縦横無尽に移動する可能性が。
キャスター付きの家具はしっかりとロックをかけておきましょう。
また、大きな窓のビルではガラスにも注意してください。
割れたガラスで怪我をするだけでなく、揺れで窓の外へ投げ出されることも…
揺れを感じたら、すぐにフロアの中央へ。廊下やエレベーターホール、会議室などの物が少ないスペースに移動することも大切です。
また、どれだけ高層ビルであっても、避難は階段で!これが鉄則です。
▼来たる日に備えて・・・ロッカーにスニーカーを置いておくのも良いそう。
特に女性の方はヒールだと避難が大変に。
帰宅困難になった場合に備えて、スニーカーや動きやすい服、両手が使えるリュックなどもあると良いとのことです。
大地震の後はガラスの破片などで怪我をしやすいので、底の厚いスニーカーを履いたり、肌の露出を減らしたりする工夫が大切です。