防災 FRONT LINE

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【東京23区】品川区 ~ 駅・空港・港が近い交通の要所。水辺のエリア多く津波対策も

毎週土曜日オンエア「防災FRONT LINE」のスピンオフ版。
東京23区の防災の取組みを、各区ごとにピックアップして紹介します。

防災をより身近なものとしてとらえるために、
東京の各自治体の防災の取組みについてお伝えしています。
自治体ごとの防災対策は、それぞれの地域の特徴や注意すべき点などを踏まえて、
さまざまな独自の取り組みが行われています。

今回は品川区です。
品川区の特徴について、防災課長に伺いました。

品川区の地理的な特徴は、5つの地区に分けることができます。
まず品川地区。
東海道五十三次の一番目の宿場町であった品川宿の雰囲気が感じられる、老舗の店や街並みがあります。
また天王洲アイルや品川シーサイドといった運河がある水辺の街でもあります。
2つ目が大崎地区。
隣の五反田地区と併せてオフィスや商業施設の多いエリアです。
3つ目が大井地区。
大井競馬場やしながわ水族館といった楽しめる施設のほか、品川地区と同じく水辺の多いエリアです。
4つ目が荏原地区。
戸越銀座商店街や武蔵小山商店街をはじめ活気のある商店街がたくさんあるエリアです。
最後に八潮地区。
東京湾に最も面した地区で、八潮団地、自然豊かな公園、新幹線の車両基地、コンテナターミナルがあるエリアです。


多彩なエリアがある品川区は、商店街が盛んで住みやすい街でもありますが、
その反面、木造住宅が密集した地域も多いという側面があります。
このいわゆる「木密地域」は、地震が起きて火災が発生すると延焼する恐れが高いため、
区では通電火災防止初期消火活動の支援を行っています。
一方、水辺のエリアも多いため、首都直下地震を想定して津波避難施設の整備を進めています。

また、新幹線の品川駅や羽田空港にも近く交通の要所ともいえる品川区では、次のような対策にも力を入れています。

交通の要所としての品川区の特徴として、昼間人口が多いことがあげられます。
品川区の人口は約40万人ですが、昼間の人口は約55万人です。
五反田駅、大崎駅、大井町駅、目黒駅の4つの駅を中心に(区外の人が)品川区を訪れることになり、
いざ日中に災害が起こった場合、多くの帰宅困難者や駅周辺の滞留者が発生することが予想されます。
こうした方々を支援するため、地域住民、事業所、各種防災関係機関が対策・体制を検討する協議会を設置。
五反田・大崎・大井町・目黒の4つの駅と国道15号線の帰宅困難者の対策協議会を設置し、
オフィスや店舗を構える事業所や地域の方々にも参加いただいて、滞留者支援ルールの作成や訓練をしています。
また、各協議会に多言語翻訳機を配備し、多言語での情報発信も強化しています。


(区外から品川区へ来る人たちへの支援体制を強化している)一方で、
区民に対しては、防災訓練や体験を重視した普及活動を充実させていて、
区役所の庁舎内にある「しながわ防災体験館」では、
災害時の様子をリアルに感じることのできる防災体験VRも導入しています。

また、品川区では、他の自治体と同様、災害時の「在宅避難」を推奨していて、
区で発行している「しながわ防災ハンドブック」で在宅避難のための備えについて解りやすく紹介しています。
このハンドブックは、冊子での配布もしていますが、品川区のホームページでも見ることができます。

≪関連リンク≫
・品川区防災HP
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/bosai/bosai2/index.html

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