今回の井戸理恵子さんのお話は、見ザル、聞かザル、言わザル。
1度は聞いた事がある三猿と青面金剛についてです。
前回お話した庚申塚(こうしんづか)は今でも信号の名前などによく見ますが、庚申塚や神社のそばに祠(ほこら)があり、そこには、
青面金剛(せいめんこんごう)がまつられています。
明治政府の廃仏毀釈によって、青面金剛はお顔を壊されたものも多いのですが、今こそ大切な神様なのです!ずばり疫病退散の神!
そして、青面金剛が、脚でおさえつけているものの多くは、
申=三猿です。
とくに庚申=金属の猿はとてもうるさいのです。
つまり、青面金剛が戒めているのは、
見たり聞いたりした情報に脅かされて
余計なことをしゃべり、やるべきことをやらないこと。
自分の目の前のことに集中すれば、不安は消えます。
そうすれば、病は気からなので、疫病にもなりません。
井戸さんが、こんな風に青面金剛のことを考えていると、
なんと東大寺から疫病退散のお札と青面金剛の写真が送られてきました!すごい!!
もうひとつ、深大寺の元三大師(がんざんだいし)が
教えた四匹目の猿は、「思わ猿」!
余計な事を思わなければ、病気になりません!
仏教では、三匹の猿にはたくさんの深い意味がほかにもあるそう。
それはまた別の機会に!
今回も、寿々歌さんといっしょにたっぷり井戸さんのお話お召し上がり下さい!