#18 春はあけぼの・・桜の散る季節はご用心!

春眠暁を覚えず、春はなぜ眠いのか?! 桜の木の下には・・と言われるのはなぜ? 鬱にご用心!

春はあけぼのといいますが、3月後半~4月のはじめ、いまごろは、
エネルギーを温存しながらゆっくりと冬の眠っていた身体を起こす時期。
それが、お彼岸であの世とつながり、
眠って夢を見ることでも彼岸とつながり、
ご先祖様を思う時間なのです。旧暦2月1日~2月15日のころにあたります。

西行法師「願わくは 花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」

この歌は、如月の望月、旧暦2月15日ごろ桜の花の下で死にたいものだ、
という桜を詠んだ有名な歌です。
如月の望月は、今年は3月27日でした。
現代の感覚で2月に桜?と思うと、理解できなくなってしまいますね。

奈良の東大寺のお水取りが 本来旧暦2月1日から行われるように、
この季節は、彼岸(ひがん)と此岸(しがん)が近くなり、
桜の時期、彼岸の人も川をわたって来ます。

能の演目「桜川」「隅田川」の川は、三途の川のこと。
花びらが川面に散ってできる花いかだは、どこに行くのか?
想像してみてください。
そして、花いかだが腐って来ると、川に落ちてしまうかも・・
桜の花の下には死体が埋まっている・・とよく言いますが、桜はキヘンにエイと書きます。エイは嬰児の嬰、身体という意味なのです。

2月15日 旧涅槃会(お釈迦さまの命日)ごろまで、すなわち、
お彼岸から桜が散るころは、体調を崩したり、亡くなる人が多かったり、
非常に危ういので注意が必要な時期です。
春は鬱になりやすい、ということも昔から言われています。
未来のことを憂いていると鬱になります。

春雷は、彼岸の人の祟りと信じられていました。
何を意味しているのか解釈しておまつりするのが、春のいろいろなお祭りの意味です。
沖縄には、巫女がかかる春の病を、巫病(ふびょう)といい、
現代医療では直せません。
ひたすら祈り、お墓参りに行きます。
この世のうまくいかないことは、ご先祖供養でよくなることも多いとか。
春は、昔の人のことを思い、ご供養することで、鬱にならないように、
本来の自分自身の身体や、人類の歴史の知恵を大切にする時期なのですね。
今回は、井戸理恵子さんの不思議な夢や体験も満載でした!
そちらはぜひ音声でお聴きください!