本日のJazz & Vocal Nightは、ヴォーカル特集・デュエット編

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音楽プロデューサー、八島敦子さんの選曲、出演でお送りする「Jazz & Vocal Night」
4月のテーマは、ダイナ・ワシントン ♪”I’ll Remember April(四月の思い出)”
毎月、月初めはヴォーカル特集ですが、今回はデュエット編。

まずは、ベテラン、トニー・ベネット。
共演相手の魅力を最大に引き出す天才が、パブリック・イメージとは異なる
愛らしくて知的なエイミー・ワインハウス像を引き出した♪“Body And Soul”
この曲は、全米でチャリティー・シングルになっています。

デュエットの魅力を存分に味わえるのがライヴです。
相方の個性を剥き出しにすることができるライヴ・レコーディングから
八島さんが「ぜひ聞いてほしい!」と言うライブ音源です。
1989年、ニューヨークでのライヴ、ドクター・ジョンとリッキー・リー・ジョーンズ
♪“Makin’ Whoopee”

男女に限らず、親子や先輩後輩などさまざまなスタイルのデュエットがありますが、
ここでは、ブラジルのボサノバ歌手、ミウシャとベベウ・ジルベルトという親子の共演を
♪“Saudosismo”

ここからは、八島さんがオススメする最高のデュエット・ソングをお届け。
ジャズ界最強のコンビといえば、エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロング、
アルバム「エラ・アンド・ルイ・アゲイン」収録、
トマトやポテトの発音の仕方さえ異なるカップルのお話です。
♪“Let’s Call The Whole Thing Off”

こちらも最強コンビと言っていいでしょう、サラ・ヴォーンとビリー・エクスタイン。
♪“Alexander’s Ragtime Band”

そして、シーラ・ジョーダンとマーク・マーフィーの♪”Where You At?”
この曲、八島さんは大好きなのに、音源を所持しておらず、
気がつくと日本ではレア音源となってしまったこの曲を、シーラ本人に連絡して、
シーラの友人から、無事に音源を手に入れてオンエアしました。

現在のニューヨークのジャズ・シーンからも1曲
グレッチェン・パーラト&アラン・ハンプトン ♪”Still”

最後に現在のジャズの形とも言えるデュエットをお送りしました。
先月「duets」というアルバムを発表したスティング。
メロディー・ガルドーとのデュエット、♪”Little Something”
(ジャケット写真 UNIVERSAL UICY-15974)
そしてカナダの歌姫、ダイアナ・クラールと同郷のロック・ヒーロー、
ブライアン・アダムスとのコラボレーション。
♪“ Feels Like Home”

来週の「Jazz & Vocal Night」は、ジャズ・ヒストリーの7回目、
フリー・ジャズを特集します。お楽しみに。