昨年の7月、猛烈な雨に見舞われた熊本県南部。
球磨川が氾濫するなど甚大な被害が発生しました。

その時の豪雨で、熊本県球磨村の渡小学校も被害を受け、
体育館にあったグランドピアノが水没。

このグランドピアノが修理を終えて、8カ月ぶりに小学校に戻されました。

ピアノが無事戻った報告をかねたお披露目会が、
3月21日に行われピアノを弾いてきました。


渡小学校のグランドピアノをよみがえらせ、
復興のシンボルとして来年３月の卒業式で校歌を奏でてもらおうと行動したのが、
兵庫県尼崎市のボランティアチーム「ＭＯＶＥ」。

そして、ピアノを修理したのが、スマイルピアノ500でもお世話になっている、
福島県いわき市のピアノ調律師、遠藤洋さんだったんです。

被害の大きかった球磨村にある「渡小学校」は、
校内の教室や廊下は言葉が出ないほどの被災状況。
入り口のガラス越しから見た体育館の中は、
子どもたちが授業で使っていたボールが散乱していて、
グランドピアノ横に倒れていたそうです。

そこで、ボランティアチーム「MOVE」が、
体育館が被災したグランドピアノを修復する
「熊本県球磨村渡小学校 ピアノ復興プロジェクト」を立ち上げ、
クラウドファンディングで寄付を募ります。

令和2年7月豪雨災害｜熊本県球磨村渡小学校 ピアノ復興プロジェクト
https://readyfor.jp/projects/move-piano

そして、インターネットで『奇跡のピアノ』のことを知り、
ピアノを修復した遠藤洋さんに声をかけ、協力をお願いしたそうです。

心に火がついた遠藤さんは修復することを約束、プロジェクトが進みました。

地元で、私にピアノを弾いて欲しいとの声があったということで、
遠藤さんが私に声を掛けてくださいました。

昨年末、大阪のクリスマスコンサートにお越しいただいた
ボランティアチーム「MOVE」の山中さんと私が、初めてご挨拶。

遠藤さんと山中さんの気持ちに賛同し、3月に伺うことを決めました。


「MOVE」の呼びかけで、
熊本県で被害にあった小学校のグランドピアノを、
福島県のピアノ調律師・遠藤さんが修復を担当。

多くの出会いが実現して、3月21日に「ピアノ復興記念式典」が行われました。

当日は、「MOVE」の皆さん、
遠藤さんの紹介、挨拶があり、ピアノがお披露目されました。

ピアノにかけられたカバーが取られると、拍手が起こります。
泥だらけだったピアノが、見事に蘇った瞬間でした。

そして、いよいよピアノの演奏会です。
演奏会では7曲を演奏。
1曲目は「少しでも幸せな気分になってもらえたらとの気持ちをこめて」
「あなたに最高の幸せを」を演奏しました。






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