声優界随一のサイクリスト・野島裕史が、自転車をテーマにお届けしている番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。4月3日(土)〜4月6日(火)の放送は、野島裕史のサイクルコラム「GoPro MAX」を特集しました。
パーソナリティの野島裕史
◆話題の「GoPro MAX」、使ってみた!
野島:以前、このサイクルコラムで
自転車の撮影機材の特集をさせていただきました。今日は、先日チラっと触れた、最近購入した「GoPro MAX」のことを話したいと思います。
みなさんご存知だとは思いますが、あらためて「GoPro MAX」とは“なんぞや?”と言いますと、これはアクションカメラというジャンルの先駆け的存在のカメラで、小型、高画質、そして強力な手ぶれ補正が特徴。自転車に取り付けて撮影すると、すごく迫力ある映像が撮れる大人気のカメラです。
「GoPro」は、どうしても進行方向しか撮影できず、ドライブレコーダーのような単調さが出てしまうので、観るのはすごく楽しいのですが、さすがに30分、1時間……と観るとなると、“飽きちゃうのかな”“編集したほうがいいんじゃないかな”みたいな感じになってしまう。
そんななか登場したのが、いままでのカメラとまったく違う「GoPro MAX」というカメラ。
特徴は、360度映像が撮れること。だから進行方向を撮影していても、撮影後、編集の段階で、例えば“左手の海の景色が綺麗だな”と思ったら、その方向にカメラを振ることができます。そんなふうに、カメラワークを後から変えられるという強力な特徴を持っています。
そんな「GoPro MAX」を、前回のサイクルコラムで紹介した「青森スノーライド」のエンデューロに持って行って撮影してきました!
まず、サイズ感は普通の「GoPro」よりも1.5倍くらいの大きさがあるので、一瞬“うわっ、大きいな”って思ったのですが、慣れればそんなに邪魔に感じることはありませんでした。でも、さすがにロードバイクに乗せると、ちょっと空気抵抗的には“気になるかな!?”とは思いました。
今回はスノーライドということで、スピードがゆっくりだったので、いわゆるウインドノイズ(風切り音)がほとんどなかったので、ライド中ずっと感想をしゃべりながら走っていました。そのコメントも、しっかり録音されていました。
そしてなにより「GoPro MAX」の特徴である、“後で編集をするときのカメラを回せる”というのは強力でした。“こっちの雪景色が綺麗だな”って思っても、自転車に乗りながらカメラを振るわけにはいかないですからね。スリップの恐れがあったので、両手でしっかりとハンドルを握っていて、そんな危ないことはできない。でも「GoPro MAX」なら、カメラを固定したままでも、後で編集をするときの段階でカメラを振って、両サイドに広がる雪景色を観せることができます。
そして、ライド中にチェーンが切れるというとても珍しいアクシデントに遭遇したのですが、その瞬間の僕がビックリした顔のリアクションや、チェーンが切れた瞬間に足が空回りするところの足元まで、すべて捉えているんです。これは大きいですよ! 普通のカメラだったら絶対にできない。チェーンが切れた瞬間のびっくりした表情が映っていると、面白さが全然違いますからね(笑)。“これは画期的だな!”と思いました。編集の段階で繰り返して再生したり、ワイプで分割したり、いろいろとインパクトのある動画が制作できそうです。これは本当に“自転車Vlogにピッタリなカメラだな!”って思いました。
そのときの映像は、近いうちにYouTubeなどにアップしようかなと思っているのでお楽しみに! まだほかにも狙っている自転車Vlog向けの機材もあるので、また機会がありましたらサイクルコラムで紹介したいと思います。
次回4月10日(土)〜4月13日(火)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、 野島裕史のサイクルコラム「自己紹介」をお届けします。お楽しみに!