高橋愛と西樹(みんなの経済新聞ネットワーク)がお送りする
「日本カワイイ計画。withみんなの経済新聞」
今回は、後半のゲストは、全国の着物愛好家が憧れる履物の老舗、
京都で140年続く祇園「ない藤」の
内藤誠治さんにリモートで伺います。
番組には2回目になりますね。
高橋:内藤さん、よろしくお願いいたします!
内藤:よろしくお願いいたします。
高橋:祇園「ない藤」さんの履物は、めちゃくちゃカワイイですね!
そして着物好きの方から「足に吸い付く履き心地」と聞きましたが、
吸いつくという表現素敵ですね。
内藤:亡くなった社外学者の鶴見和子さんの著書に書いて頂いて、定着しました。
高橋:「吸いつく」という表現ですが、どこらへんが吸着ということなんでしょうか?
内藤:吸盤が付いてるわけでは無いです(笑)
リアルだと、足に力が入りやすいというのと、履物と体が一体になる。
ビーチサンダルってペタペタ歩きますでしょ?
身体と離れるようになりがちなんですけど、それが離れずに指に力が入って、
ピタッと足に収まることが重要な事だと、思っています。
西:なるほど。離れるからペタペタ音が鳴るんですね。
内藤:そうですね。指に力が入らないと、履物が逃げってっちゃうので。
高橋:にげってっちゃう…。それが吸いついてくる…。
そういうことだったんですね。すごい分かりやすい説明です。
色合いもたくさんあるんですよね?
内藤:漆のぞうりもあって、今の季節に合った桜の物もあります。
高橋:綺麗な漆塗りの上に白いものが。
内藤:これは、古いアンティークのヨーロッパのリボンを使った草履ですね。
高橋:そういう、日本の物じゃ無いものも、使ってるんですよね?
内藤:日本物という定義にも、大陸からわたってきた物も
文化と背景を持っているから、どこで線引きするかという事ですよね。
西:履物って、台と鼻緒の二つで出来る伺ってますが、人気な組み合わせはありますか?
内藤:先ほどの赤のぞうりもありましたけど、
例えば、黒のエナメルの台に赤井絞の鼻緒が付いてるとかわいらしいですね
高橋&西:あー!素敵!!
内藤:赤って目立つ色じゃなくて回りを引き立ててくれる色なので、
相性がいいですね。1色入っていると、綺麗に映ります。
高橋:引き立ててくれる色なんですね
内藤:皆さん、お紅をさされますよね。口紅。
お紅をさされると周りがパッと明るくなりますよね。そういうことです。
高橋:赤って、目立つから赤だと思ってたんですけど、引き立たせる赤。
西:足元が引き立つわけですね。おしゃれだな~。
高橋:そして、ぞうりだけでなく、ビーチサンダルも作られているんですよね?
内藤:そうですね。もう10年になりますけど。
やっぱり、下駄とかぞうりとかって履くと「痛い」とか「履きにくい」という
イメージが世の中あると思うんですけど。
140年作ってるものとしては、丁寧に作っていれば、そういうことは無いんだよって思っているんですが、
世の中の人に使って体験してもらいたいということで、今お持ちの「JoJo」ですね。
高橋:スタジオにも届いています。これ履いてみてもいいですか?
西:勿論。
内藤:前ツボのところが皆さん痛いと仰るんですけど、
ここに哺乳瓶の飲み口に使われる同じシリコンが使われていて。
これが大きいことで、指がピタッと入りやすくなっています。
高橋:そうですよね。大きいから指がすごく開きます。
内藤:それで、ギュッと入る。
西:愛ちゃん、履いてみてどうですか?
高橋:前ツボのところがぐっと入るので、筋トレしてる感覚になります。
内藤:そこのところが2~3日してると、開くようになります。
するとふくらはぎが良く動くようになるんですよ。
高橋:なるほどやっぱり筋トレだ。靴とか履いてると、どんどん指が動くなるじゃないですか。大事ですよね。
内藤:今のが「jojo」。
今回、新しくお仕立てさせて頂いたのは、「kappo」という名前です。
高橋:こちらはどういう商品なのでしょうか?
内藤:これは日常生活の中で、わざわざワークアウトをしないで、
例えば、戸の開け閉めやふすまの開け閉めとか、日本人ってそういう動きで身体をしっかり活用してきたっていう背景があるんですけど、なので、わざわざワークアウトしなくても
この履物を履くことによって、ふくらはぎや内ももやおしりの筋肉、丹田、そういう所が
筋肉を大変よく活用することができるという商品です。
西:サイズが一般の方にしては小さめなのかなと思いました。
内藤:西洋の歩き方って、ヒールストライクっていうかかとから歩く歩き方ですけど、
日本では昔から道のつくようなことをするとき、柔道とか相撲道とか。
踊りにしても何にしても、踵をあげて動き方をする。
かかとを踏まないで、すり足で動くっていう体の使い方を得意とする。
西:あれは日本人特有なんですよね。
高橋:だから日本舞踊ってすり足なんですね。
内藤:今回のものは、かかとが乗らないもの。
かかとが無くなってしまったものを使うことで、人の本来の動きが勝手に出来るように。
で、指により力が入りやすいように。
西:足の前半分が入る感じ。
高橋:で、かかとが浮いているっていう。
内藤:不思議なもので、新しく新製品として作ったんですけど、日本で一番最初に流行った履物とそっくりなんですよ。
高橋:戻ってる!
内藤:最近のものと一番古いものが繋がっているので、とても面白くて。
大体1200年台くらいに、日本でとっても広く使われた足半っていう履物が
まさに足の半分しかないんですよ。
高橋:この「kappo」、手に入れたいと思ったんですけど、どこで購入ができますか?
内藤:今、「Makuake」というクラウドファンディングで販売をしてまして、
インターネットでMakuakeのサイトで「かかと革命」とか「Kappo」で検索すると
出ますので、是非購入してくださると嬉しいです。
西:なるほど
・・・
今回は、「Kappo」を番組お聞きいただいた方【2名】にプレゼントいたします。
ご希望の方は「日本カワイイ計画。withみんなの経済新聞」サイトのトップページにある「番組にメール」から、
1:おなまえ 2:住所 3:連絡先
そして「Kappo」と書いてお送りください。
※締め切りは4月18日 日曜日 到着分まで。
当選者の発表はプレゼントの発送を持ってかえさせていただきます。