春の花は黄色から。
菜の花、まんさく、みつまた、れんぎょう、やまぶき・・
その間にピンクの花が咲きますね。
だんだん白くなり、青い花になり秋になっていくそんなイメージです。
それが日本に四季があるということ、
こんなにはっきりと四季があるのは日本の特徴。
そのことにも感謝したいですね。
4月4日から晴明(せいめい)、4月20日から穀雨(こくう)に入ります。
立夏(5月5日)の前までは、春の土用でもあります。
心の風邪をひきやすい季節です。甘いものが食べたくなります。
冬と春の間の「春土用」は、鬱になりやすく、肝臓、脾臓が弱ります。
春の身体の調子の悪い感じがでてくるので、
ここで整えて夏を迎えることが大切です。
春の野菜、酸味のある柑橘類やいちごなど春の果物をとり、
甘いものを控えて胃腸を休ませましょう。
あまり負担をかけない、温存する、身体を大切にすることが大切です。
もちろん睡眠も。
八十八夜(今年は5月1日)の泣き霜、九十八夜のおくれ霜と言う言葉があります。この日に、霜がおりるほど寒くなることがあると農家の知恵が伝えています。
油断大敵です。冷えないようにご注意!
そしてもうひとつ、この時期、京都のやすらい祭りがあります。
花しずめの祭りとも言われるお祭り。
花がきれいに散っていくと豊作、
長雨や春雷で、花が腐ったり、急に散るのはよくありません。
花しずめ、お花にとりついた霊魂を鎮めるのは「鬼」。
鬼が行列して地域を練り歩きます。
本当の鬼が来ても、
めだたないように人間も鬼に扮して迎えるのが心遣い。
疫病退散のお祭りでもあり、去年、今年とお神楽の中だけで行われたのは、残念なことですね。