“Jazz & Vocal Night”今回は、今年音楽生活70周年の日本が誇るサックスプレイヤー、
渡辺貞夫さんを特集しました。
まずは、歴史的な名曲、1978年リリース♪”California Shower”
デイヴ・グルーシンがアレンジ、リー・リトナーのギターなど豪華メンバー達が参加した素晴らしい演奏です。
人生を祝福するかのようなハッピーなサウンドは、渡辺貞夫さんの人柄やアーティストとしての生き方を反映しているとも言えます。
次にお届けしたのは、今回の選曲をなさった音楽プロデューサー、八島敦子さんが大好きな
曲だという♪”My Dear Life”
FM東京で土曜日の夜に貞夫さんが担当していた番組「マイ・ディア・ライフ」は、
来日したミュージシャンとここでしか聞けないセッションを行なうなど、今では夢のような番組でしたが、この番組のテーマ曲 ”My Dear Life”
今日は20年前、音楽生活50周年の際にレコーディングされたランディ・クロフォードによるヴォーカル・ヴァージョンをお送りしました。
3曲目は、1970年の渡辺貞夫さんです。
スイス、モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライヴ。
「モントルー・ジャズ・フェスティバルの渡辺貞夫」のアルバムから♪“Round Trip”
今度は1977年、北海道、根室市公民館での渡辺貞夫クインテットのライヴ音源。
2016年に発掘されました。レコーディングを担当した大川さんによると、
「根室の街を揺るがすほど、歓声の渦が巻き上がった」そう。
♪“Massai Talk ”
お送りした曲は、貞夫さんがアフリカにも影響を受け、
アフリカン・フレーバーを取り入れた曲。
八島さんによると、渡辺貞夫さんの音楽は、国境や時空をも超えたような音楽世界で、
最初から国境やボーダーという概念が存在しないほど、すべてを呑み込んだ音楽
だと感じるそう。
そんな貞夫さんがずっと取り入れてきているフレーバーが、ブラジリアン・テイスト。
2019年、ブルーノート東京でのライヴから♪”Chega De Saudade”
渡辺貞夫さんがブラジルのサルバドゥールで出会ったサンバチーム・オロドゥンとは、
1995年に、渡辺貞夫さんの故郷、栃木で行われた国民文化祭でも共演。
地元の子ども達と共演したことがきっかけでリズム・スクールが立ち上がり、
スクールは現在でも続いています。
「第10回国民文化祭とちぎ95」オリジナル・ナンバー♪”黒い瞳”
渡辺貞夫さんは、「マイ・ディア・ライフ」の次に「ナイトリー・ユアーズ」という番組を
担当しました。1996年から2019年まで放送されたこの番組のテーマ曲♪”Nightly Yours”
(ジャケット写真:ユニバーサル UCCJ-2186/7)
番組の最後にお届けした曲は、東日本大震災以降、被災地に想いを寄せてきた貞夫さんが、
ずっと大切にコンサートのエンディングで演奏してきた曲
♪“花は咲く”
そして、来週、4月28日・29日には東京・サントリーホール、
6月には、山口、大分、福岡、佐賀でコンサートが予定されています。詳しくは、こちらから
https://www.sadao.com/live/
来週は、ディスクユニオンのジャズ・プロデューサー、坂本涼子さんが出演
月末恒例のリクエスト特集です、お楽しみに!