LEGENDS 岩崎宏美~シアワセノカケラ~

2021年5月

今回のLEGENDS 岩崎宏美~シアワセノカケラ~は、
ゲストに歌手の由紀さおりさんをお迎えしてお届けいたしました。



由紀さおりさんは、1969年に「夜明けのスキャット」でデビュー。
それまでは、小学生から高校生まで「ひばり児童合唱団」
に所属していました。
この「ひばり児童合唱団」に入ったきっかけは、
お姉さんの安田祥子さん。

まず最初に、安田祥子さんが合唱団が練習している光景を見て憧れ、
家にも帰らずひとりじっと見学していたことから。
当時から安田祥子さんは“鈴を転がすような声”と言われていたそうです。
由紀さおりさんは“味のある声”だと言われ、
子供ながらに褒められているの?と思っていたそうですが、
少しハスキーなかっこいい声だったようです。

そんな由紀さおりさんは去年の12月に、
由紀さおり 安田祥子featuring 木山裕策として、
アルバム「家族の愛に包まれて」をリリースしました。
「家族愛」をコンセプトに、
童謡・唱歌からポップスまで幅広いジャンルの楽曲をセレクト。
家族の愛に包まれた心温まる必聴盤です。

きっかけは、福山雅治さんの楽曲「家族になろうよ」。
これから先子育てをしていく若いパパやママの世代に向けて、
歌いたいと思ったことから。
そのために“お父さん役”となるアーティストの方を探していた時、偶然、よく行く耳鼻科の吸入コーナーで隣にいたのが木山裕策さんだったとか。
宏美さんも思わず「そこで捕まえたの!?」と驚いていましたが、
そんな出会いから生まれたアルバムだそうです。

そんな木山裕策さんは、4人のお子さんを持つお父さん。
毎日、お米を一升食べるんじゃないかというくらい食べ盛りの
お子さんたちのご飯を用意するのに一生懸命だとか。
これまでの“お父さん”といえば、
平日は会社に仕事へ出かけていないのが一般的でしたが、
このコロナ自粛期間でリモートワークが増え、
娘・息子がお父さんの仕事風景を見る機会が増えました。
そのためか、今の子供世代が答えた“将来なりたい職業は?”
というアンケートで1位が男女ともに「会社員」だったそうです。

それを聞いた由紀さおりさんは、驚いたと同時に、
みんなお父さんのことが好きなんだなと感じたそうです。
「家族」をテーマにした歌といえば「母」をテーマにしたものが多く、
由紀さおりさんのコンサートでも、これまでは「母と娘」
といったコンセプトが多かったりしたのですが、
“お父さん”の偉大さを再認識した今、
もっとお父さんの歌を歌いたいと思っているそうです。

これからの時代、また新たなイメージとなる「家族」を歌ったアルバム「家族の愛に包まれて」となりました。
ぜひ、様々な世代で一緒に聞いていただきたいアルバムとなっています。