■タイトル:「みんなやさしい」
■画材:帆布にアクリル絵具
■サイズ:園内ギャラリーで鵜木さんの個展を開催した時のもので、おおよそ幅2mの帆布で22m分ほど描いた大作です。
鵜木二三子(うのき ふみこ)
2015年よりしょうぶ学園グループホームに入所。陶芸班と絵画班で制作を行う。彼女の手から生まれる作品は好きな職員や仲間をかたちにした物が多く、温めた手紙の様に時々パーソナルなメッセージが書かれていたりもする。二次元でも三次元でもその全てのヒトには象徴的な大きな二つの目が付いており、その瞳の引力は視神経より見る者の脳を刺激。顔を覆う髪の毛や髭はまるで生き物のように流れ続け飲み込まれそうな感覚に陥れる。作品について自ら主張したりはしない二三子さんだけれども、工房の隅の方で静かにそっと筆を走らせ土を積み重ねる彼女は、深く誰かを想い続けているのか。
■しょうぶ学園
https://shobu.jp/