声優界随一のサイクリスト・野島裕史が、自転車をテーマにお届けしている番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。6月12日(土)〜6月15日(火)の放送は、野島裕史のサイクルコラム「ユニサイクル」を特集しました。
ユニサイクルに乗るイメトレをする(!?)パーソナリティの野島裕史
◆野島裕史も購入を画策中!
野島:今回のテーマ「ユニサイクル」は、日本語で言うと一輪車でございます。ちなみに、僕は小学生のときに親に一輪車を買ってもらったので、乗れるようになったら毎日のように乗っていました。その場で停止もできましたし、バックやその場で回転もできるようになるぐらい、めっちゃハマっていた覚えがあります。
とはいえ、大人になってからは、一輪車の存在ってすっかり忘れますよね。僕は自転車がこんなに好きなのに、一輪車という存在は完全に忘れ去っていました。でもよく考えてみたら自転車好きになってから、(一輪車を)目にする機会があったんですよね。
そして再び、強く興味を持ち始めました。せっかく子どもの頃に練習したのに乗らないのはもったいない。でも、大人になったら(ブランクがあって)うまく乗れないんじゃないかと思いますよね? この前、たまたま一輪車があったので乗ってみたら乗れました!
で、乗ってみてわかったことは、バランスとるためにすごく体幹を使うんですね。これは体幹を鍛えるエクササイズもなるし、体力トレーニングにもかなり有効なんじゃないかということで、一輪車についてあらためて語りたいと思います。
一般的に一輪車と言うと、小学生の遊びの乗り物なんじゃないか、大人で乗るのはピエロか大道芸人しかいないんじゃないかというイメージですよね。しかし、スポーツ一輪車というジャンルがあるんです! ジャンルの種類も、ロードバイクと同じようにロードがあったり、マウンテン系のオフロードがあったり、BMX のように技を競うようなものもあったり、車輪のサイズもいろいろあります。
そんななかで、僕が特に目を引かれたのは、オフロード仕様のマウンテン一輪車、マウンテンユニサイクルです。初めて目にしたのは5年以上前、この番組でもよく話題にするアメリカのオシャレなクロモリの鉄製バイクメーカー「SURLY(サーリー)」から発売されていたものを見たときなんですけど、実はいまはもう売っていません。
たまに街中でも見かけるファットバイクのような太いタイヤを装着したその一輪車がすごくかっこよくて。それに衝撃を受けて、(当時)買いたかったんですけど、一輪車ですから日常で乗ることがありませんし、完成車が10万円以上というその価格に尻込みしているうちに売り切れてしまい、そして販売終了となってしまったんです。いま思うと“買っておけばよかったかな”と後悔があります。
もちろん「SURLY」以外でも、かっこいいマウンテン一輪車が発売されています。特に面白いのがですね、マウンテンですから上りもあれば下りもあるので、下り道のとき用にブレーキが付いているものもあるんです。YouTubeにも動画がありますけど、これに乗って山のオフロードを走ってみたいなぁって思います。
トレーニングを兼ねて一輪車で通勤してみたら楽しいんじゃないかなと思ったんですけど、残念ながら道路交通法によると、一輪車は軽車両じゃなくて遊具というジャンルなので、車が頻繁に往来する場所では乗ることができないと定められているので、通勤で使えないのはちょっと残念でしたね。
近所の公園で楽しむにはいいサイズだし、大人がやるにはちょっと新しい遊具なんじゃないかなと思います。スポーツ一輪車というジャンルが確立されていますから、大人が楽しめる新しいスポーツじゃないかなと思います。なので、僕も近い将来、手に入れようと、現在画策中でございます。手に入れた際には、またサイクルコラムで紹介したいと思います!
次回6月19日(土)〜6月22日(火)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、「コロナ禍で無事開催! ツアーオブジャパン・スペシャル・前編」をお届けします。どうぞお楽しみに!