本日の"Jazz & Vocal Night"はヴォーカル特集・ボサノヴァ・ヴォーカル編

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音楽プロデューサーの八島敦子さんがリモート出演した "Jazz & Vocal Night"。
7月のテーマは、アストラッド・ジルベルト
♪“ (Take Me to) Aruanda “です。

月の初めのヴォーカル特集、今回は「ボサノヴァ・ヴォーカル」編
アストラッド・ジルベルトをもう1曲
♪”Meditation”

ボサノヴァの誕生については諸説ありますが、
アストラッド・ジルベルトの元夫、ジョアン・ジルベルトが、何日もバスルームに籠もり、
ギターを鳴らし試行錯誤を重ね、新たなギター奏法を生み出したとも言われています。

1962年、アントニオ・カルロス・ジョビンが、アメリカのカーネギー・ホールに招かれ、
ボサノヴァの公演を大成功させ、ボサノヴァ・ブームがアメリカで起こります。
ジャズ・ミュージシャンたちは、こぞってボサノヴァ・アーティストとコラボ、
あるいはボサノヴァの要素を取り入れ始めます。

ボサノヴァは、新たなサンバのスタイルで、
刺激を求めていたジャズ・ミュージシャンに積極的に取り入れられましたが、
アストラッド・ジルベルトに匹敵するキュートボイスが、
アメリカのブロッサム・ディアリーです。
♪”Quiet Nights (Corcovado)”

続いては、ジョアン・ジルベルトが、自分の後継者と賛辞を贈ったアーティストです。
ローザ・パッソス
♪”過ぎ去りし日の恋 Once I Loved (Amor em Paz”)”

現代の音楽をボサノヴァとミックスしたサウンドを。
ボサクカカノヴァは、大御所、ホベルト・メネスカルの息子とその仲間によるグループです。一風変わった
♪”イパネマの娘”

ボサノヴァにルーツを持ちながら、ブラジル音楽の魅力をポップスと融合させ世界に発信してきたセルジオ・メンデス。
1960年代に彼がヒットさせた曲をブラック・アイド・ピースをフィーチャーしてリメイク。
♪”Mas Que Nada”

世界中に魅力とメロディーが広がるボサノヴァ。
まずは、イタリア人ドラマー、ファビオ・アカルディ
ヴォーカルはパオラ・アルネサーノ。
♪”Fotografia”

オーストラリア出身のヴォーカリスト、サラ・マッケンジーによる
♪”Triste”。

最後にお送りしたのは、アントニオ・カルロス・ジョビンが影響を受けたという
いわばボサノヴァの祖父とも言える存在のドリバル・カイミの曲です。
ダイアン・リーヴス
♪”Obsession”

来週は、ジャズ・ヒストリーの10回目「1980年代のジャズ」です、お楽しみに!