TOKYO FMの新音声サービス「AuDee(オーディー)」にて配信中のコンテンツ「Monthly Artist File -THE VOICE-」。1ヵ月ごとに担当アーティストが替わり、楽曲の制作秘話や番組でしか聴けない特別なエピソードを振り返ります。6月はCharが担当。6月13日(日)の放送・配信では、新作ミュージックビデオにまつわるエピソードを語りました。
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◆ミュージックビデオ「Stylist」を公開!
前回の放送を聴いたリスナーから、さまざまな感想が番組に寄せられました。「Char様の秘密のお話をたくさん聞かせてください。ライブではいつも元気をいただいております」というメッセージを読み上げたCharは、番組内で初出しの情報を明かすことに!
Char:収録日の本日、6月13日(日)からニューミュージックビデオ「Stylist」がYouTubeで公開されました。映像の内容はですね、1970年代の原宿・青山あたりの写真をコラージュしている、すごく興味深い内容になっています。
Charはタイトルの由来について解説しました。
Char:高校時代、同い年のギタリストの友だちが東京の恵比寿にいたんですね。15、16歳ぐらいの頃です。そいつのお父さんがコピーライターで、お母さんがスタイリストをやっていて。今でこそスタイリストって有名な職業ですけど、当時は「マネキンに洋服を着せる人」だと思っていたんですよ。だけど、のちに有名な方だっていうことがわかって。
マーク・ボラン、T・レックス、デヴィッド・ボウイなどのスタイリングをやっていました。そんな人と、実は50年以上前から付き合いがあったんですよね。東京のローカルのなかで、少年少女たちがどうやって過ごしてきたかを表現した歌になっております。ぜひチェックしてみてください。この曲が出るということは、ニューアルバムも発売する……かもしれない。3年ぐらい前から言っていますけどね(笑)。
◆亡き友人たちを想い、開催した野音ライブ
コロナ禍でイベントの延期・中止が相次ぐ音楽業界。Charは日比谷野音大音楽堂で開催した、デビュー45周年アニバーサリーライブを振り返りました。
Char:幸運にも野音のライブだけは4月に開催できました。コンサートタイトルは、僕のデビューシングルのB面楽曲である「SHININ' YOU SHININ' DAY」にしたんですけども、「暗闇のなかでも明るいコンサートにしたい」という思いがあって。ライブでははっちゃけて、今どき誰も使わないような、でっかいミラーボールを最後に回しました(笑)。
ライブの選曲には、特別な思い入れがあったそうです。
Char:コロナ禍とは関係なく、歳とともに消えていく友だちが多いわけですよ。今年になってからも「えっ」と思うような訃報が届きまして。なので、どうしても「そいつらのために曲をやりたいな」と思ったんです。