声優界随一のサイクリスト・野島裕史が、自転車をテーマにお届けしている番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。7月15日(木)〜7月20日(火)の放送は、2週にわたる特別企画「富士ヒルお疲れ様&大反省スペシャル2021」の前編をお届けしました
(左から)パーソナリティの野島裕史、福田萌子さん、伊藤健太郎さん
◆野島、2年ぶりに「Mt.富士ヒルクライム」に参加!
6月6日(日)に開催された、日本最高峰の公道サイクルイベント「富士の国やまなし 第17回 Mt.富士ヒルクライム」(以下、富士ヒル)。
富士ヒルとは、山梨県富士吉田市にある富士スバルラインを舞台におこなわれる日本最大級のヒルクライムレースです。
昨年は、新型コロナウイルスの影響で、残念ながら開催中止に。そして、2年ぶりに同イベントに参加した野島が当日の様子を振り返りました。
◆大会当日、野島の不安が的中!?
野島:今回は、僕と番組スタッフの小西プロデューサー、そして、声優仲間でチームボイシクルの一員でもある伊藤健太郎くんと、さらに紅一点! モデルでサイクリストの福田萌子さんも参加いたしました。
大会前日の6月5日(土)に現地入りしたんですけど、選手受付とサイクルEXPOがしっかりとした感染症対策のもとに実施されたのはうれしかったですね。出展ブースのテントとテントの距離もしっかりととられていて、ビックリしたのが陸上競技場のような会場で一方通行にして各ブースを見るような形になっていたこと。一方通行にすることで混雑しないような工夫がされていて、ナイスアイデアだなと思いました。最新のパーツを見ることができて、とても楽しかったです。
そして迎えた、大会当日。不安は的中し……僕とイトケン(伊藤さんの愛称)、小西プロデューサーが揃うと雨が降るというジンクス通り、大雨でした(苦笑)。
スタート会場は、以前だと、どんどん人が並んでいたんですが、時間ギリギリまで並ばず、各自待機ポイントにいてくださいということで、徹底した感染症対策がおこなわれていました。
そして、僕たちがスタートする前に、一番にスタートしていた主催者選抜クラスの選手たちは次々とゴールしていたんです。優勝は、TEAM ZWC(Zwift Warriors Cycling)の池田隆人(いけだ・たかと)選手。大会新記録となる56分21秒でゴールし、なんと富士ヒルは前人未到の56分台に突入したんですね。どこまで記録が伸びるんでしょうか。
当日は、朝から風がものすごくあったんですけど、そんななかでこの記録は驚異的!ゴール直後、どのメディアよりも早く池田選手にインタビューすることができたので、その声をお聴きください!
◆大会新記録樹立した、池田隆人選手に直撃!
――優勝おめでとうございます! 今日のレースはいかがでしたか?
池田:今日のレースは、風は強くて序盤からずっと向かい風だったので、逃げ切れると思っていませんでしたけど、なんとかほかの選手とローテを回して、逃げ切って優勝することができて、すごく予想外でうれしいです。
――15km地点で仕掛けたように見えましたが、最初から決めていたんでしょうか?
池田:あそこは決めていました。
――2年ぶりの富士ヒルでしたけど、今回優勝ということで、ファンのみなさんにメッセージをお願いします!
池田:応援してくださって、ありがとうございました。優勝できて本当によかったです。
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野島:マイクに風の音が入っていて、いかに風が強かったか臨場感が伝わってきました。池田選手は、まだ息が上がっている状態でしたけど、実は池田選手がスタートした当初は、風は強かったものの、まだ雨が降っていなかったんですよね。この風がきっと雨を運んできたんでしょうね。
僕たちがスタートする頃に雨が降り始めたので、僕が(コースを)走ったときの印象は、風が強かった印象はなかったですね。雨が強かった(苦笑)。そして寒かった……この2つに尽きます。
一方、女子の主催者選抜クラスの優勝は、SAGISAKA(サギサカ)所属の望月美和子(もちづき・みわこ)選手が、2018年以来、2回目の優勝と。タイムは、1時間13分41秒ということで、こちらも素晴らしい記録でした。女性もパワフルですね! 僕がいくらトレーニングしても、さすがに1時間13分台のタイムは出せないです。
そして、気になる僕のレース結果は、来週お伝えします(笑)。
次回7月22日(木)〜7月27日(火)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、引き続き「富士ヒルお疲れ様&大反省スペシャル2021」の後編をお届けします。どうぞお楽しみに!