#32  7月15日は、隠遁はじめ

今年の計画を見直すチャンスですよ!

庚申(こうしん)の夜のオンライン/・イベントを楽しんでいる井戸理恵子さん。
疫病退散のための庚申講・・みなで集まって、免疫力を活性化します。
まずは心を養生しましょう。

さて、「隠遁(いんとん)」という言葉をご存知ですか?
隠居するといいますが、昔は、60をひとつの単位として、
還暦(60歳)前に引退しました。
そこで「陽遁(ようとん)」が終わって、「隠遁」に入る。
若い時にがんばった力の惰性を使って、隠遁、余生を過ごすので、
年をとることは、昔は楽しいものでした。

これを1年間の暦にあてはめると、
7月の終わりは、陽遁が終わって、隠遁の時期に入る時期です。
陽遁はものごとを動かす、新しいことをする、働きかける時期。
そのあとの隠遁は、このあとは自然界に身を任せて、
身体を養生しながら過ごす、という時期に入るのです。

夏至から隠遁までが今年は長かった。
夏至が6月21日、そのあとの最初の甲子は、7月15日なので、
そこが隠遁はじめ。
陽は、エネルギーが高い時期。
冬至から今年の前半に、計画をたてたこと、考えたこと、できていないことを振り返り、まだできていないこと、計画をたてていなかったことを整理しておく時期です。

陰は心の世界。心の中の世界が楽しければ、楽しい。
陽の時期にがんばって、勉強や鍛錬をつみ、智恵が付くほど、
陰の老後は楽しいと考えると、年をとることは、楽しいこと。
余裕がうまれるからです。

井戸さんの大学の先生が、亡くなる直前、私は病気でもう目も見えないし、動くこともできないが、楽しい。
学問は、心を自由に羽ばたかせてくれるのだよ。と教えてくださいました。
若い時に、生き抜いて、勉強したり、人と有意義な出会いをした人は、
つらくない。
年をとることはこわくない、のですね。