TOKYO FMの新音声サービス「AuDee(オーディー)」にて配信中のコンテンツ「Monthly Artist File -THE VOICE-」。1ヵ月ごとに担当アーティストが替わり、楽曲の制作秘話や番組でしか聴けない特別なエピソードを語ります。6月のパーソナリティはCharが担当。6月20日(日)の放送・配信では、Charと福山雅治さんがギターセッションを披露しました。
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◆出会いのはじまりは福山の楽曲の共作だった
今回のオンエアでは、以前から親交が深い福山雅治さんがゲストに登場。ふたりの出会いは、福山さんの楽曲「今 このひとときが 遠い夢のように」のサウンド・プロデュースをCharが務めたことがきっかけでした。
Char:1995年の曲ですね。「1曲書いてくれないか」って言われたんですけど、俺はそんなに福山雅治のことを知らなくて。「とにかく1度会って、セッションをしよう」って話になりました。で、ふたりで曲を作ったんだよね?
福山:ええ、Charさんにお導きを頂きました(笑)。
Char:いやいや(笑)。そのときは既にデビューはしていたんだよね?
福山:デビューして5年経っていましたけど、Charさんとのセッションは何と言うか……「こんな苦行はない」って感じでした(笑)。なぜかと言うと、僕にとってCharさんは偉大な天才ギタリストで、その大先輩から「ギターで語ろうや」って言われたんですよ。
Char:いやいや(笑)。楽しそうにやってましたよ。
◆ギタリストとして認めてくれたCharに福山が感動
Charが2015年にリリースした還暦記念アルバム『ROCK 十(ロック・プラス)』では、福山さんが楽曲「7月7日」を提供しました。当時、福山さんはCharに内緒で、あるコンセプトを仕込んでいたと振り返ります。
福山:Charさんが僕に白羽の矢を立ててくださったのは、いわゆるロック的なものではないものをご所望なのではと思ったんですよね。殿がそのようにご所望であれば、家臣の私としては「いかにCharさんを心地よく壊させていただくか」と腐心したわけでございます。
Char:なるほどね(笑)。今日は福山くんプロデュースの楽曲を僕がギター、福山くんが歌う、というセッションをしてみませんか?
福山:ぜひ!
Char:それでは、「7月7日」の生演奏をやりましょう。
セッションを終えた福山さんは、『ROCK 十』を記念したライブイベント「-The 六十th Anniv.- “ROCK十” CHAR LIVE IN 日本武道館」で共演した思い出を振り返りました。
福山:武道館でCharさんが僕を“ギタリスト”にしてくれたんですよ。
Char:だってギタリストだもん。
福山:泣きましたねぇ。
Char:(笑)。
福山:「ギタリスト福山雅治!」って紹介してくれたんですよ。今も喋りながら、また泣けてきた。