▼リリー・リナエさんの公式webサイト
https://www.lilyrinae.com
リリーさんは、台湾・台南市の生まれです。
ご両親の仕事の関係で、幼い頃から日本と台湾を行き来しており、
母国語は日本語。台湾では自然豊かな街で過ごし、
日本では、地元:歌舞伎町をランドセルで過ごしていた、とのこと!
「台湾と日本を行き来していたのもあって、
世の中はいろんな人がいるっていうのを
子供の頃から理解できていたと思います。
歌舞伎町は、本当にいろんな人が居ます(笑)
タイガーマスクして新聞配ってる有名な方もいたりして
友人とかではないですけど、
ユニークな方たちに囲まれた生活でしたね。」
映像の仕事を志したのは、18歳のころ。
The Chemical BrothersなどのMVが大好きで
大学で映像作品を作るようになったのだとか。
その後、大学卒業後徳島県のテレビ局に就職されました。
制作・アナウンサーどちらも経験する中で、
現場の事以外も学びたい、と3年後には東京の広告代理店に転職!
そして30歳を前に退社し、学生ビザで渡米されました。
「もともと広告代理店は勉強のために入っていて、
30歳までに独立して、映画を、という思いがあったので。
何がその時自分に必要か、というのを色々考えてきました。」
リリーさんは、アメリカではNYで過ごし、
数多くの人にインタビューや
ドキュメンタリー作品を作る生活だったそう。
現代美術作家:杉本博司氏へのインタビューや、
映画監督:三池崇史氏のドキュメンタリー制作などを経て、
31歳には、映像プロダクションをNY・ブルックリンに設立されました。
独立されてからは、現在までに30本以上の映像制作を行っており
東日本大震災に関わる作品、
『Carnegieに響け!合唱の絆』(2017年)も作られています。
この作品は、NY・セントラルパーク近くにある
老舗コンサートホール:カーネギー・ホールでの
東北大学合唱団、アメリカ全土の床屋合唱団、
NYの日本人合唱団、スペインからの合唱団の
公演の様子に密着されたもの。
「9.11、3.11。そういったテロ犠牲者、災害の被災者への
鎮魂のために歌うというドキュメンタリーでした。
歌うというシンプルな事で人を勇気づけられる、
そばにいるというメッセージが出せる。
歌って大事だなと思いました。」
最後に、リリーさんの”元気の源”を伺いました。
「映画『太陽と踊らせて』の主人公が作る
ミックステープを聴く時ですかね。
それくらい、彼の選曲、ミックスの仕方は私の人生に
大きな影響を与えています。
彼の音楽を聴く事で、元気になります。
彼のラジオ番組も、音聞いてるだけで旅した気持ちになります」
リリーさんが話していたラジオ番組は、
soundcloudから聞く事ができます。
▼Stream Jon Sa Trinxa music - SoundCloud
https://soundcloud.com/jon-sa-trinxa
リリーさんが監督する最新作はこちら
▼ 映画『太陽と踊らせて』公式サイト
http://bornbalearic.movie.onlyhearts.co.jp
今後は、今南米で話題になっている音楽、
”エレクトリック フォルクローレ” に注目したい!とリリーさん。
これからも、世界の様々な人や音楽を追った作品が生まれそうです!
2週にわたり、ありがとうございました。
M. Alive (feat. Bing Ji Ling) / Cantoma