今回は、番組に何度も出ていただいています
広島エヴァンジェリストの山根かおりさんのご紹介です。
世界文化遺産である広島の厳島神社、その厳島神社の御用窯で、広島県伝統的工芸品、ザ・広島ブランド。
宮島御砂焼窯元の山根対厳堂三代、山根興哉さんに
リモートでお話を伺います。
高橋:山根さん、はじめまして。よろしくお願いいたします。
山根:よろしくお願いいたします。
高橋:宮島御砂焼の歴史はかなり古いのですか?
山根:江戸時代、厳島神社御本殿下のお砂は、安芸の国の旅人の道中安全のお守りだった。
無事に旅から戻るとお守りの砂に旅先のお砂を加え倍にして返す「お砂返し」の風習があった。
お砂焼の始まりは、砂を何かに使えないかと、焼き物を趣味でされてた方がお砂を入れて、
厳島神社の祭器を作ったのが始まりとされています。
西:土に砂を入れていたんですね。
山根:そうですね。
お砂焼とか神砂焼という名前で呼ばれていたみたいですね。
西:字のごとくじゃないですけど、そういう言われがあるんですね。
そうすると、300年とか400年とかの歴史があるんじゃないですか?
山根:長い歴史が文献を見るとあるんですけど、何度も細工している窯なんですね。
現状続いている窯基が100年。
西:でも、100年も続いているのはすごいですね。
高橋:今、山根さんが作られた作品を写真で見ているのですが、
この器はもみじが貼られているんですか?
山根:はい、本当のもみじを1枚1枚貼って…。
高橋:あ!本物なんですね~!
山根:本物のもみじが焼いてそのまま残ることはないので、シルエットと葉脈は残る。
リアルに葉脈とかが映し出される。
高橋:じゃあ、1個1個形が違うってことですよね?
山根:全部違うので、2つとて同じものは無い。
高橋:山根さんが作られるお砂焼に特徴とかあったりするんですか?
山根:私が作るお砂焼には、山から掘ってきた土を作りたいイメージに合わせて、
石を合わせているんですね。それを細かく砕いて自分の好みの粗さに砕いて、作っている。
西:粗さから調整するんですね。
山根:シャープな物なら、粗くないもの。やわらかい雰囲気なら、大きい砂が沢山入っているとか。
作りたいイメージに合わせて粗さを合わせて作っています。
高橋:まず、山に砂を取りに行くことから始まるんですね。作るっていうイメージだけでしたけど、
ただ器を作るってイメージでしたけど、まず砂からですもんね~!
西:まあ、作りたいもののイメージを頭に置いた方が色々なことを進めやすいっていうことですよね
山根:砂が荒くなると、作りたいものが作れなくなる。
土を触っているうちに、土の気持ちを見て、形が変わっていくこともありますね
高橋:形が変わることもあるんですね
山根:土がこうなりたいなって
高橋:え、山根さん楽しんでいらっしゃいますね~!
西:土と語り合いながら、作品が固まっていくんですね。素晴らしいですね。
高橋:山根さんのこれからの夢を伺ってもいいですか?
山根:少し土の話をさせて頂いたんですが、たまたま近くでいろんな土が取れるんですね。
大きい窯業地みたいに掘れば作れるような粘土でなくて、合わせないと作れなかったり、
土に寄り添わないと荒れてしまって形にならなっかたりして、粘土になり切れないような粘土なので。
土を表現したいので、無理やり作るとちぎれたりするので、粘土に粘りが無いような土なので、
作りたいものを作っていきながら、でも、土はそこ延びたくないって言ったら、そこまでにしてしまうみたいな。
土の気持ちを表現したいですね。
高橋:もし、コロナの状況が明けたら、体験とかできるんですか?
山根:出来ますよ。
高橋:お~~!!やりたい!!
西:やっぱり会話できるようにならないとね
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今回は、山根さんが作った「もみじ紋 心 フリーカップ 白」を【1名】にプレゼントいたします。
ご希望の方は「日本カワイイ計画。withみんなの経済新聞」サイトのトップページにある「番組にメール」から、
1:おなまえ 2:住所 3:連絡先
そして「お砂焼」と書いて送信してください。
※締め切りは9月5日 日曜日 到着分まで。
当選者の発表はプレゼントの発送を持ってかえさせていただきます。