おいしい空気と気持ちのいい景色へお誘いする「JOYFUL LIFE」。
山と温泉と音楽が大好きなアウトドアナビゲーター渡部郁子がご案内します。
今日はアウトドアと山歩きの天敵、スズメバチについてのお話です。
スズメバチが最も攻撃的になるのは秋です。
スズメバチの対処方法を知っておきましょう。
日本に生息するスズメバチは16種類で、このうち特に危険だとされるのがオオスズメバチです。体長は大きいもので4センチメートルを超えるものもあり、毒も強いので注意が必要です。
気性が荒く攻撃的な性質を持つのは、キイロスズメバチ。サイズは2センチメートル前後ですが厄介です。
これに加えてハイキングや登山で注意すべきは、クロスズメバチです。2センチメートル以下の小型のスズメバチですが、別名「地バチ」とも呼ばれ、地面の中、土の中に巣を作るので、気づかずに踏みつけてしまうと大群でおそいかかってきます。これが恐ろしいのです。
クロスズメバチの巣は硬い地面の中には作らないので、登山道を外れて歩かないこと。これが対策のひとつです。
また、どのスズメバチにも共通して言えるのは、自分たちの巣やエリアを刺激されたり侵入されたりすると攻撃性が増すこと。
なので、山の歩き方としては、むやみに木に寄り掛かったり枝を掴んだり、穴を覗いたりしないことが大切です。
スズメバチに攻撃されないためには服装と香りも注意が必要です。
ウェアは明るい色を選びましょう、そして、肌の露出をなくすことでその効果は増大します。
また、スズメバチは匂いを連絡手段にしているため、香水や整髪料の香りが刺激してしまうこともあるので気をつけてください。
もしあなたがスズメバチのエリアに飛び込んでしまったら、もし、スズメバチが威嚇する「カチカチ」という音を察知したら、すぐにその場を去りましょう。
万が一攻撃をしてきたら体をかがめながら遠くに逃げることを思い出してください。追いかけてくる距離はオオスズメバチでも巣からおよそ80メートルと言われています。だからすばやく逃げて遠ざかること。
秋はハチの季節、山歩きやアウトドアを、安全に楽しんで
くださいね。
https://soto-kids.com/