防災をより身近なものとしてとらえるために、東京とその周辺の各自治体の防災の取組みについてお伝えしています。
自治体ごとの防災対策は、それぞれの地域の特徴や注意すべき点などを踏まえて、
さまざまな独自の取り組みが行われています。
今回は狛江市です。
安心安全課の防災担当の方に、狛江市の概要と過去に起きた大きな災害について話していただきました。
狛江市は新宿から電車で約20分と都心部へアクセスしやすい立地にあり、
南北に多摩川と野川が流れ、古墳などの歴史遺産も多くある、自然と歴史、文化が調和したまちです。
面積は6.39平方キロメートルで全国の市で2番目に小さいですが、
人口は約8万3千人と多く、住宅街が大半を占める住宅都市です。
狛江市では昭和49年に、多摩川の堤防が決壊し、家屋が流出した被害が発生しました。
また令和元年東日本台風では、多摩川の水位上昇により内水氾濫が発生し、多くの住宅浸水被害が発生しました。
過去には、多摩川の氾濫と、
大雨によって下水の処理能力を超えてしまった場合に起こる内水氾濫という水害が発生しましたが、
このほかにも、野川の氾濫や、土砂災害、首都直下地震による災害が想定されます。
市では、どのような対策に力を入れているのでしょうか。
総合水防訓練や総合防災訓練で、風水害、震災の想定で、
それぞれ避難所開設訓練や災害対策本部の訓練を行っています。
狛江市には市内12か所の避難所に避難所運営協議会という地域の方が中心となった組織があり、
訓練や実際の災害時にご活躍いただいています。
また令和元年東日本台風の内水氾濫の教訓を踏まえ、
排水樋管に逆流が発生していないか確認する流向計や監視カメラなどの設置、
排水ポンプ車の購入など対策を進めています。
避難情報などの重要な情報の発信手段の一つとして、
地域のコミュニティFM「コマラジ」とは災害時に市の情報を伝えていただくという協定を締結しています。
市民との連携による避難所運営、設備導入などのハード面での対策、災害時を想定した様々な協定の締結など、
自治体として多岐にわたって対策を行っていることがわかります。
それでは、狛江市に住む一人ひとりに出来ることは、どのようなことがあるでしょうか。
まず、市民のみなさまには、洪水2種類、内水、土砂災害の、4種類のハザードマップを確認していただき、
浸水の危険がある区域にお住まいの方には避難をしていただく必要があり、自宅が安全な方は避難する必要はありません。
また、自宅の耐震補強や家具・家電などの転倒・落下防止を行って、震災時も自宅で通常の生活ができるようにしてください。
狛江市では、総合水防訓練や防災訓練での避難所への避難訓練、防災に関する講座を受講できる防災カレッジなど、
参加することで災害時のことを想像できる訓練やイベントなどを開催していますので、積極的にご参加ください。
防災に関する情報やイベントなどについては、
市が発行する「
安心安全通信」に最新情報が掲載されるということで、
市内すべての家へ配布されるほか、市のホームページでも確認できます。
また、
ハザードマップや防災マップなどを確認することのほかに、
市が防災関連の情報などを配信する
メールサービスに登録したり、
ツイッターや
フェイスブック、LINE(@komaecity)などの市の公式アカウントをフォローしたりすることも、
今すぐできる災害への備えのひとつです。
インターネット通信ができない環境でも避難所などを確認できるスマートフォン用の
防災マップアプリも、
いますぐダウンロードしておきましょう。
≪関連リンク≫
・
狛江市 安心・安全HP