NYのZ世代の目に日本の校則はどう映る? 10/6 NY Future Lab

     

これからの時代の主役となる「Z世代(10代~22歳)」と「ミレニアル世代(23歳~38歳)」にフォーカス。アメリカの若者たちが普段何を考え、何に影響を受け、どうした性質や特徴があるのか、さらにグローバルビジネスや海外進出企業も知りたいこれからの消費動向について、ミレニアル・Z世代評論家のシェリーめぐみが座談会形式で彼ら、彼女らの本音を引き出していく。



☆シェリーさんのPresident記事「「9.11ってなに?」アメリカで同時多発テロを知らない若者がどんどん増える深刻な理由」こちらから!


今回のテーマはニューヨークのZ世代が見た日本の校則について


<本記事を要約すると…>
●ミクアは「『髪を染めてはいけない。ピアスもネイルもダメ』と縛り付けている日本の校則はおかしいと感じる。NYでは制服はあるものの、髪型やメイクで個性を出すし、男性でもメイクをするのが当たり前になってきている」と話す。

●両親がロシア人のメアリーは「髪を染めてはいけない、というルールは理解でき」と話す。勉強の妨げになってしまうおそれがあることや、学校は勉強する場所であって富をひけらかす場所ではないという考えが根拠。ただ、そうやって無個性を強要することが、幼い頃から社会に順応するよう強要しているようでクレイジーだと感じる。

●シェリーめぐみは「日本でも『個性を伸ばす教育』っていうけど、縛られた中で個性を伸ばすっていうのはアメリカ人からすると矛盾して聞こえる」と話す。



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綿谷エリナ:綿谷エリナのOn The Planet 。この時間は「NY Future Labミレニアル・Z世代研究所」です。


メアリー:Hi I’m Mary.

ミクア:Hi I’m Mikua,

ヒカル:Hi I’m Hikaru and welcome to New York Future Lab 2021.



綿谷エリナ:
今夜もニューヨーク在住のジャーナリストでミレニアル世代とZ世代評論家・シェリーめぐみさんと電話が繋がっています。シェリーさん!

シェリー:
エリーさん! こんばんは~!

綿谷エリナ:
こんばんは!

シェリー:
さあ、今日はいきなり「ヘアー」に関する話なんですけど…

綿谷エリナ:
え!なになに?

シェリー:
以前Labの皆にどんなヘアースタイルにしたいか?という話をしたの、覚えていますか?

綿谷エリナ:
覚えてますよ!ピンクにしたい、ピンクが流行っているっていう話ですよね?

シェリー:
そうそう。でね、メアリーの髪がピンクになったんですよ。

綿谷エリナ:
あの、写真見ましたよ!インスタだったっけ?会議の様子…

シェリー:
AuDeeでも見られるんですけど、シルバーがかったピンク?

綿谷エリナ:
そうそう!くすみ色のピンク!おしゃれでいいなあ。

シェリー:
いまトレンドカラーですよね。「ミレニアムピンク」なんて言われているんですけど。
今日はそのヘアーに関する話をフリに校則について話をしていくんですけど…

綿谷エリナ:
そうでしたね!

シェリー:
先週に引き続き、校則について。最近よく耳にする日本の厳しい校則。先週はアメリカでは厳しい校則があるのか?について聞いたところ、ニューヨークの公立高校では制服があるところがほとんどだけど、髪型や髪色に関する制限は聞いたことがない、という話でした。

ではそんな彼らからすると、日本の校則がどう見えるのか、彼らに聞いてみたいと思います。

まず大学一年になったばかりのミクアに聞いてみました。


ミクア:Them being in Japan, and I’m telling like you can’t have this hair color, you can’t have these piercing or nails or all these things everybody likes to do over here. I just imagining that it’s like crazy even boys to and there be boys that wear make up and anything like that so.

シェリー:日本にいる子たちは、髪を染めてはいけないピアスもネイルもダメって、こっちの子はみんなやってることができないなんてクレイジー。

ミクア:Because over here even if you do wear our uniform like you still have a little wiggle room do you like do you hair differently from everybody else or for girls。Oh wait even boys too

シェリー:こっちは制服があっても、髪型やメイクでみんなとの違いを出したり、女の子だけでなく男の子もメイクしているのに。

ミクア:I don’t change my hair color crazy and anything. But even that wouldn’t kind be allowed Because my hair is naturally curry. So I don’t know I have some friends that a half Japanese and black and have curly hair, they moved back there to go to school and I noticed like their hair is straight now.

シェリー:私は髪をクレイジーな色に染めようとは思わないけど、日本に行ったら困ると思う、だって私はナチュラルなカーリーヘアだから。友達に何人か日本人とブラックのミックスがいるけど、皆カーリーヘア。それが進学するために日本に戻ったら、ストレートになっている子がいた。

ミクア:They have to kind of like blend in. That’s one is kind of seems like everybody has to look the same way like from the hair to the socks. So I think that’s crazy I can’t imagine having to follow all those rules.

シェリー:社会に溶け込むためにストレートにしたのではないかと思う。髪の毛からソックスまで皆が同じにしなければいけないってやっぱりクレイジーだと思う。自分がそのルールに従うなんて想像ができない。



綿谷エリナ:
カーリーヘアーの子がストレートになるなんて…大変…!

シェリー:
ストレートパーマしたんですかね?こっちでもそういう子いますけど、それはファッションとしてね。

綿谷エリナ:
それは自分がやりたいからっている話だと思うんですけど・・・

シェリー:
まあね。社会に溶け込むためにということは、アメリカ人からは想像がつかないというかね。話にもありましたけど、制服があってもメイクやヘアで個性を出せるのが当たり前。彼らにとっては個性を出すのが重要、という価値観ですよね。もちろん勉強も大事だけど、そういうのも全てひっくるめての自己表現みたいな考え方。日本はどうなんですかね?そういうのは認めてないということなのかな…?

綿谷エリナ:
とはいえ、見てると、私たちはそんなに分からないかもしれないけど、本人たちは個性を出しているところがあったり、着こなしのオシャレがあるみたいだから、そこは分からないけど、でも「ダメ」って言われているのはどうなのかな、という感じはしますよね。

シェリー:
そうですね。日本でも「個性を伸ばす教育」っていうけど、縛られた中で個性を伸ばすっていうのはアメリカ人からすると矛盾して聞こえるんですよね。

綿谷エリナ:
そういう学校だけじゃないし、自由な学校もたくさんあるけど、どうしても不思議なよく分からない校則が目立ってしまうという一面もあるのかなという気もします。

シェリー:
そういうところもあるかもしれませんね。皆さんの意見も聞いてみたいとおもうんですけど。じゃあね、次はメアリーの意見を聞いてみましょう。メアリーはロシア系のアメリカ人なんですね。ロシアの例も挙げて話してくれました。

メアリー:I kind of understand not wanting people to die their hair I guess?

シェリー:髪を染めて欲しくないっていうのはなんとなくわかる気がする、なぜ?

メアリー:Cause it’s distracting or so I don’t know if it’s the same but I know from Russia right, uniforms are really big deal because of wealth disparity so you don’t show how wealthy you are or anything you are all equal in sense. So because this is the place for learning. it’s not to show off your wealth or anything.

シェリー:勉強の妨げになるというのと、あとは、これはロシアの話なので日本が同じかどうかわからないけれども、ロシアでは制服がすごく重要で、お金持ちの子もそうでない子も同じものを着ることで平等に感じられるから。学校は勉強する場所であって富をひけらかす場所ではないと言う意味。

メアリー:So I guess in a sense like dying your hair would be the same.

シェリー:だから髪を染めるのも同じ理由かなと。

メアリー:But like it’s still crazy.

シェリー:それでも染めるの禁止はクレイジーだと思うけど。なぜクレイジー?

メアリー:I mean it forces like children not to be children kind of. Like you are taught in a young age that you have to fit in to that society

シェリー:子供を子供でなくするように強要しているような。すごく幼い時から社会に順応するように教えられているような気がする。



シェリー:
規則が伸び伸びした子供らしさを押えつけているのでは?というのがメアリーの意見なんです。

綿谷エリナ:
うん。

シェリー:
でもね、今回日本とアメリカの校則を比べてみたんですけど、ちょっと次元の違う話をしている感じもするんです。というのも、日本みたいな校則は無いけど、アメリカにもいま問題になっている規則があるんです。それが先週メアリーが話してくれた「中指ルール」。スカートやショートパンツの丈が自分の手の中指より短いとダメっていうルール。

その中指ルールが適用されているのが女子だけっていうのが、メアリーも納得できないと。

綿谷エリナ:
あ、男子もショートパンツだめってわけじゃないんですね?私の高校は男子もあまり短いのは、たしなめられたりしましたよ。

シェリー:
なるほど。でも(メアリーの経験では)女子に限ると。あとは今流行りの「リップトジーンズ」(ダメージジーンズ)も中指より下じゃなきゃいけない、と注意されるのは女子だけなんですって。

綿谷エリナ:
へー!

シェリー:
こういうのが女子だけに適用されるっていうのが、女性をやっぱり性的な対象として見ているからであって、ジェンダー差別ではないかと。そういう指摘もある訳です。

綿谷エリナ:
ふーん・・・

シェリー:
さらに注意されることが多いのは、黒人の女の子たち。彼女たちが、「挑発的だ」というステレオタイプがあるんです。

綿谷エリナ:
え、そうなんですか!?

シェリー:
やっぱりあるんです。NYではあんまりないと思うんですけど、まあ場所によるとは思うんですけど。これは人種差別だ、と。
あとは破れたジーンズ、新しいものを買うお金が無い子どももいるわけで、そういう子とも考えると不公平なルールじゃないかと。

さらに、もといですよ、それ以前に「服装を決めるのは本人や親であるべきで、学校が縛るべきではない」、というとてもアメリカらしい論争なんですよ。

綿谷エリナ:
本当ですよね。学校の先生に言われたりとか、そういうことではないですよね。本人が決めればいい、というのは本当にその通りだと思います。普段の生活の中では。

シェリー:
色んな考え方があると思うけど、校則一つとっても価値観の違いがわかるなあ、世界は広いなあと。そうした中で自分たちがこれからどうしたらいいか考えていくのも良いのかなと思いました。

綿谷エリナ:
本当ですね。お洋服は自分の哲学や考えが出ますからね。是非またファッションの話もして下さい!シェリーさん、今週もありがとうございました!!!

シェリー:
ありがとうございました!

綿谷エリナ:
そしてNY Future Lab、JFNアプリAuDee そしてSpotifyでもぜひチェックしてみてくださいね。次回もお楽しみに。

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