第316回 真琴つばささん②

ゲストは先週から引き続き、真琴つばささんです。



真琴さんは、東京ご出身です。
幼少期は、地元のお祭りが代好きな、元気な女の子でした。

宝塚歌劇団との出会いは、小学生のとき。
『ベルサイユのバラ』を親友に連れられ見に行ったのだそう。
宝塚のことについて何も知らなかったものの、
美しい舞台に魅了され、いつかこの舞台に立つことを決心されました。

「両親が反対していたので、高校入ってから宝塚受験の準備して、
 学校に内緒でバイトして稽古代を稼いだりしました。
 受験のときは、両親が仏壇に向かって『落ちますように』って
 言ってましたけど!ご先祖様が味方してくれましたね(笑)
 これから関西に行くっていう日に、駅に行く時に父が、
 『夢を通したなぁ』ってボソっと言っていて、
 今考えると、離れることが寂しかったみたいですね。」

宝塚歌劇団に入団され、
一躍トップスターとして活躍されるようになった真琴さんは、
1995年の阪神淡路大震災で被災されました。

大震災当時、真琴さんは舞台を控え、稽古の日々。
明け方には起きていたものの、
暗闇の中での大きな揺れに驚き、叫び声を上げてしまったそう。

宝塚歌劇団の大劇場も、壊滅的な被害を受けましたが、
3月には星組の公演を再開。地元を大きく勇気づけました!

「東日本大震災では、エンタメってなんだろうって考えさせられました。
 震災後は節電だと思って、夜も真っ暗で過ごしていたんです。
 でも、もういいですよって頃に電気をつけたら、
 パーっと部屋が明るくなって
 『これがエンターテイメントだ。心の照明だ。』って。
 今日を生きるためには必要無いけれど、
 明日を生きるために、エンターテイメントは私にとって大切だな、と。
 お菓子もそうですよね、頑張ろうという、プラスα。」


最後に、真琴さんの”元気の源”を伺いました。

「舞台人ですから、『お客様の生の拍手』!
 あと、願いは、お客様と一緒にコーラス。
 ちょっと口ずさんでもらえないから、もどかしい!
 でも今は、貯金の時間!」


これからも、多くの人の心を
エンターテイメントで照らし続けてください!
2週にわたりありがとうございました。



■【Life is Songs! 板橋公演】
日時:2021年10月23日(土)16:00開場/17:00開演
場所:板橋区立文化会館 大ホール

▼詳細はこちら
https://www.life-is-songs.com


■宝塚歌劇 花組 月組 100th anniversary「Greatest Moment」
大阪:2021年11月3日~7日(梅田劇場メインホール)
東京:2021年11月13日~22日(東京国際フォーラム ホールC)

▼詳細はこちら
https://www.umegei.com/greatest-moment/


M. 追憶 / バーブラ・ストライサンド