2021年10月23日

西村由紀江のSmile Wind

タンゴを元に、クラシック、ジャズの要素を融合させ、
独自の演奏形態を産み出した、
作曲家・バンドネオン奏者のアストル・ピアソラ。
今年は、ピアソラの生誕100周年にあたります。

1921年にアルゼンチンで生まれたアストル・ピアソラ。
1992年7月4日、71歳で亡くなるまで音楽一筋の人生でした。

アルゼンチンは、タンゴの聖地ですが、
自分の生まれた国のタンゴが好きではなかったそうです。

そんな思いからか、ニューヨークではジャズ、フランスではクラシックと、
さまざまなジャンルの音楽を貪欲に学びます。

そんな中、自分の中にはタンゴがルーツとして存在していることに気づき、
改めてタンゴと向き合うことに。

その代表曲が、なんといっても「リベルタンゴ」

踊り手が主役のタンゴを覆し、音楽を主役に変えていきます。

“タンゴの破壊者”というレッテルを張られたピアソラですが、
本当の意味で支持されるようになったのは亡くなってからでした。


実は私もピアソラの音楽が大好きで、
ピアノスイッチ2ではピアソラをオマージュした曲を作りました。
その曲が、「メリーゴーランド〜ピアソラに捧ぐ〜」です。


私とピアソラの関わりについてもご紹介。

ライブでも、よく演奏しています。
「オブリビオン」。

「オブリビオン」は、「リベルタンゴ」とは真逆の
ロマンティックなメロディ。

忘却、無意識というような意味があります。
メロディが宙を漂っているような、無気力ながらも力強さを感じる、
そんな曲です。

対照的に、こんな曲も。

「悪魔のタンゴ」
「ディアブロ」とは悪魔、悪魔のタンゴという意味で、かなり前衛的。

ピアソラの曲は美しいだけでなく情熱的、
またスローで退廃的なメロディとスピーディでスリリングシーンが
同居しているところが魅力です。


最近は葉加瀬さん、柏木広樹さんと私の3人で
よくピアソラの曲を演奏している
「ブエノスアイレスの四季」
アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスの1年を表しています。

どこかクラシックの雰囲気もあるので、
音楽大学に通っていた時代も思い出しながら真剣に練習しました。

八ヶ岳のコンサートでは、毎回、1つの季節を演奏しています。
1年目は冬、2年目は春、3年目の今年は夏。来年の秋でコンプリート。

いつか3人のトリオのアルバムにも四季すべてを収録したいと思っています。

今年は生誕100年、来年は没後30年。来年もピアソラブームが続きそうですね




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