■タイトル:ももいろの花
<クリエイターコメント>
佐久の木のおもしろいはな
はっぱをきれいにさいている
(※スタッフからの補足…おそらく想像の花だと思います。この作品は塩ビ版にアクリルを垂らしてローラーで軽く絵の具を動かし、紙に吸い取っています。色と絵の具の動きだけで数枚仕上げました。その中の一枚が花のように見えたのだと思います。佐久は軽井沢の隣の町です。佐久には桜や桃などが咲くエリアがありますが、知っている花が咲いている場所が佐久だったのかなと思います。おおらかなお人柄とよく合った一枚です。)
■画材など: 297×420mm アクリル絵の具、ローラー、塩ビ版で転写
別府克子(べっぷかつこ)
1978/12/18 長野県生まれ。2018年よりアトリエに通い始める。色を使うときはおおらかで大胆。時に鉛筆やペンで自分の中の記号を集合させて繊細に描き上げることもある。イメージと過去の記憶、体験の間を行ったり来たりしながら、自分のなかの柔らかい部分をアウトプットする。この原画は長野県立美術館のために「長野」をテーマに取り組んだものだが、塩ビ板にアクリル絵具を垂らしローラーで動かしたところを紙で吸い取っている。どうなるかわからない絵具の行方。感覚で、ひょうひょうと、絵具を選らび動かす。クリエイターはその先の答えを知っているのか知らないのか、おおらかで優しい人柄のような色彩の世界がいつも待っている。
■RATTA RATTARR
https://rattarattarr.com/