「awabar」からスタートアップ支援まで!いま福岡にいる理由

ゲスト:「awabar」のオーナー 小笠原治さん



事業投資家の三戸政和さんと、スマレジ代表の山本博士さんでお送りしている番組『お店ラジオ』。今週は、なんと福岡での収録でした!
なぜ福岡なのか? それは今回のゲストが、福岡で様々な取り組みを行っているからです。

ということでゲストは、
「awabar」のオーナー、小笠原治さんでした。

「awabar」というお店は、かつてITベンチャー起業家たちが集まるお店として有名になったお店なのですが、その前に!まずは小笠原さんが現在行っている活動について伺ったところ…

京都芸術大学の教授で、「クロステックデザインコース」という授業を受け持っているとのこと。
主に起業するために必要なことを教えているそうですが、学生の中にはすでに起業して活躍する人物が何人もいて、例えば京都にある「awabar」は学生が起業してやっているそうですし、面白いところでは、事業継承で綿菓子屋を引き継いだあと、綿菓子を“土産物”としてパッケージにし、伊勢丹などで売っている人もいるのだとか。

また、投資ファンドも行なっています。
なかでも、今一番チカラを入れているのは「株式会社tsumug」。
この会社は、スマートロックを中心に、マンションの空室をシェアオフィスとして活用するなど、空いてる空間を“今までと違う用途”にするシステムを作っています。
物件の出入り口をスマートロックにしておけば、リモートで鍵の開け閉めができるため、シェアリングがしやすくなるんですね。

「デジタルの力で変わり続けられる」そんな状態を作ると、「空間のDX」「不動産のDX」と言えるのではない?というのが小笠原さんのお考え。
空いている空間を、シェアオフィスにしたり、カフェにしたり、パーソナルトレーニングのジムにしたり、色々と用途を変えられることが大事だと語ってくださいました。
デジタル化することで、様々な発想を持つ人たちが、様々な使い方をしてくれます。

ほかにも、最近出資した会社が、“代行運転のUber”みたいな会社だそうです。
車で飲みに行っても、ピッと呼んだら、自分の車で家まで連れて帰ってくれる。沖縄からスタートして、11月には福岡でもサービス開始しました。
これに三戸さんが「それ、めっちゃ便利ですねっ!」と反応(笑)

そんなふうに、まだまだ色んな肩書きをお持ちの小笠原さんですが、
今、福岡を起点にされているのは何故なんでしょうか?

曰く「福岡はスタートアップに優しい街」。
2012年、福岡は、スタートアップを増やすために「スタートアップ都市ふくおか宣言」をしています。
小笠原さんのもとには、色んな自治体から「スタートアップが一番生まれる街にしたい!」という相談がきますが、小笠原さんは「まずは、スタートアップに“優しい街”になりませんか?」というお話をするそうです。
それを実行しているのが福岡!
例えば、「Fukuoka Growth Next」という、スタートアップを目指す人たちが集まれる支援施設を作りました。また、「福岡市スタートアップカフェ」という場所を設けて、起業までに必要な情報をすべて提供しています。
さらに福岡には、「スタートアップ法人減税」があって、会社をつくる時に、ほぼコストがかからないそうです。
さらにさらに、国内初となる「スタートアップビザ(外国人創業活動促進事業)」まであるのだとか。これはすごい!!

…あれ?「awabar」のオーナーさんですよね?
「大学の先生や投資ファンドや色々やってるけど、本業はBarのマスターって言い張ってます」
あくまで基本はBarのマスターってことなんですね(笑)
現在は、六本木のお店「awabar」に顔を出すためだけに東京に行くそうですよ。

今週は、小笠原さんの多岐にわたる活動について伺いましたが、
次回は「awabar」についてガッツリ伺います!
お店オープンを目指す方にとって、ものすごく具体的なお話が満載でしたので、来週もお聴き逃しなく!


★疑問・質問も募集中
この「お店ラジオ」では、三戸政和さんと山本博士さんへの質問もお待ちしております。
山本社長ご自身の経営方針など真面目な質問から、これまで買った一番高い物や休日の過ごし方といったプライベートに関するものまで、なんでも聞いてください。

メッセージの宛先は、omise@interfm.jp です。

それでは皆様、12月に入って寒くなりましたが、お体には気をつけて!
またのご来店お待ちしております!!

コンテンツ一覧

お店ラジオ supported by スマレジ #129 音声

お店ラジオ supported by スマレジ #129

お店ラジオ supported by スマレジ #128 音声

お店ラジオ supported by スマレジ #128

お店ラジオ supported by スマレジ #127 音声

お店ラジオ supported by スマレジ #127

お店ラジオ supported by スマレジ #126 音声

お店ラジオ supported by スマレジ #126

お店ラジオ supported by スマレジ #125 音声

お店ラジオ supported by スマレジ #125

お店ラジオ supported by スマレジ #124 音声

お店ラジオ supported by スマレジ #124

お店ラジオ supported by スマレジ #123 音声

お店ラジオ supported by スマレジ #123

お店ラジオ supported by スマレジ #122 音声

お店ラジオ supported by スマレジ #122

お店ラジオ supported by スマレジ #121 音声

お店ラジオ supported by スマレジ #121

“触られる靴”が売れる?スニーカーショップ「atmos」創設者に聞くブームの裏側 記事

“触られる靴”が売れる?スニーカーショップ「atmos」創設者に聞くブームの裏側

そば業態のポテンシャルは…?「ゆで太郎」が郊外型を広げる理由 記事

そば業態のポテンシャルは…?「ゆで太郎」が郊外型を広げる理由

「ゆで太郎」から学ぶ、職人の技をマニュアル化する方法 記事

「ゆで太郎」から学ぶ、職人の技をマニュアル化する方法

主婦から人気店の経営者へ! 「わざわざ」が山奥でも売れるワケ 記事

主婦から人気店の経営者へ! 「わざわざ」が山奥でも売れるワケ

人と人をつなぎ、最適な物流で美味しさを届ける。 「フード人材バンク」「sakana bacca」とは? 記事

人と人をつなぎ、最適な物流で美味しさを届ける。 「フード人材バンク」「sakana bacca」とは?

水産業界の構造改革をめざして!生産者と飲食店をつなぐ「魚ポチ」という事業 記事

水産業界の構造改革をめざして!生産者と飲食店をつなぐ「魚ポチ」という事業

「手芸センタードリーム」PB商品の裏側。 中小企業の事業承継は長期ビジョンで! 記事

「手芸センタードリーム」PB商品の裏側。 中小企業の事業承継は長期ビジョンで!

全国100店舗以上「手芸センタードリーム」 教販一体とお客さまの利便性とは? 記事

全国100店舗以上「手芸センタードリーム」 教販一体とお客さまの利便性とは?

人気ステーキ店「やっぱりステーキ」。沖縄から全国、海外へ!オーストラリアでの勝ち方を公開 記事

人気ステーキ店「やっぱりステーキ」。沖縄から全国、海外へ!オーストラリアでの勝ち方を公開