「awabar」経営の秘訣、大公開!「もう一杯いかがですか ?」の代わりに…。

ゲスト:「awabar」のオーナー 小笠原治さん



「お店ラジオ」にようこそ!
今週も、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジ代表の山本博士さんが、お店経営にまつわる秘訣を色々と聞き出してくれましたよ〜!

ゲストは、先週に引き続き、「awabar」のオーナー、小笠原治さんでした。
小笠原さんが経営する「awabar」は、ITベンチャー起業家たちが集まるバーとして知られるお店。もちろん三戸さんもご存知でした。界隈では、かなり有名なBarなんです。現在は、六本木のほかにも、京都、福岡、沖縄に店舗を構えています。

そんな「awabar」ですが、オープン当初は、アルバイトスタッフがお店でジュースを買って飲むほど“ヒマ”だったそう…。
このままではマズイな、と思った小笠原さん。
「お客さまを1日5人呼ぶまでは帰らない!」と決めて、毎日お店に常駐。
人脈を生かして、連日、IT業界の友人・知人をお店に呼びました。
そうしているうちに業界の人たちが自然と集まるようになったそうですよ。

ただし、これは現在ほどインターネットが広がる前のお話なので、「今このやり方がいいかは別」とのことでした。
(ちなみに、ここだけの話、金曜日にはDMMの亀山会長がよく来店するらしいです)

さまざまな起業家と“出会える場”、その出会いから新しい事業が始まる可能性もある場所、それが六本木の「awabar」なんですね。
そして今回は、山本さんから、びっくり宣言がありました。

「 awabarを大阪でやりたい 」

なんですとーーーーーーーー!!!

スマレジというお店にまつわる商品を提供する中で、つねに「お客さま目線」を大切にしている山本さん。ご自身でも、お店をやりたい!とのことで、この場を借りて、小笠原さんから「awabar」に関するノウハウを大量に聞き出してくれました!

「awabar」のルールは…
▼一階の路面店で、できれば10坪以下(なるべく狭く)
▼火は使わない(食べ物は周りのお店から頼む)
▼スタッフの作業に時間をかけない。例えば、カクテルなど混ぜるのは2種類まで
▼そのできた時間で、スタッフは必ずお客さまと話し、お客様のことをよく知ること
▼知っているお客様のことを、ほかのお客様に紹介すること
▼椅子は禁止
▼その時にいるお客様の数を30分ごとに記録する
▼イベントはいいけど貸切はしない
▼現金管理よりキャッシュレス
などなど

小笠原さん曰く、飲み物がグラスの3分の1くらいになって、「もう一杯いかがですか?」
と言われると、およそ40%の人が帰ってしまうそうです!
そのため当初は、目標1,800円だった客単価が1,400円しかなかったと言います。これは、だいたい2杯目でお客さまが帰っているということ。
しかし、店内でお客さま同士を紹介するようになったところ、4杯目まで飲んでくれる可能性が50%ぐらいになったと言います。
そうすると、飲み物しか出していない「awabar」で今、客単価は2,200円〜2,400円の間になったのだとか。
お酒作りなどに時間をかけず、スタッフにはまずお客様のことを知ってもらい、「もう一杯いかがですか?」の代わりに、そのお客様同士をつなげること。それが「awabar」のやり方です!

山本:「これだけ秘訣を教えてもらって、大阪で失敗したらどうしよう」

今後は、山本さんの【お店オープンまでの道のり】もお楽しみに!
果たして無事オープンできるのか? 失敗するのか?
三戸さんは、「オープンしたら毎月の収支報告もしてもらいましょう」と言ってましたよ(笑)

さてさて、最後にいつもの質問。小笠原さんにとって、お店とは…?

お答え、「お店とは地域そのもの」。

経済活動の拠点がお店なので、その地域の特色をどう伸ばすのか考えたらいい、とのことでした。
山本さんの場合は、「大阪」という街の特色を出せば、お店は繁盛するはずですね!
いい企画が始まり、番組スタッフも楽しみです。
いつ、どのタイミングでご報告できるか不明ですので、是非毎回お聴きくださいませ^^

★疑問・質問も募集中
この「お店ラジオ」では、三戸政和さんと山本博士さんへの質問もお待ちしております。
山本社長ご自身の経営方針など真面目な質問から、これまで買った一番高い物や休日の過ごし方といったプライベートに関するものまで、なんでも聞いてください。

    
メッセージの宛先は、omise@interfm.jp です。
それでは皆様、またのご来店お待ちしております!!

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