能の世界について
シテ方金春流能楽師の村岡聖美さんに
お話しを伺いました。
高校生の時に能に興味を持って、大学で能サークルがあって入ったのが
キッカケだったそうです。
職業として能楽師は圧倒的に男性が多いですが、
サークルでは女性が8割だったそうです。
古典文学が好きな村岡さんはサークル活動では、
古典文学作品に出てきた人物になり切れるのが楽しかったそうです。
能楽師とは、その中でも役割があって、完全分業制になっています。
村岡さんは「シテ方」で、主人公の「シテ」、相手役の「ツレ」などを
担当しています。
能で有名なのは「能面」だと思いますが、
能では必ずしも全員が「面(おもて)」をかけるわけではありません。
男性が演じるのが前提なので、女性・老人・子供の役の場合は
「面」をかけるとおっしゃっていました。
皆さんは「無表情」と感じる方が多くいらっしゃいますが、
能楽師は「すべての表情を内包していて、どんな表情も作れる」と
感じているそうです。
女性の能楽師は、昔は女猿楽というものがあったりしましたが、
江戸時代ごろには職業としての女性の能楽師はいなくて
本格的に出てきたのは戦後からと言われているそうです。
現在は全体の2割くらいが女性の能楽師ですが
年々増えてはいるようです。
村岡さん
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