■作者:佐野 彰洋(さの あきひろ)
■タイトル:「次元数字 windows」
■画材・作成年など:素材:コピー用紙 鉛筆 420mm×297mm 2020年
■Profile:2003年兵庫県出身・京都市在住
鉛筆でドローイング作品を生み出す佐野の制作方法は、常に電卓で数式を計算しながら鉛筆で描くという、非常に特殊なプロセスを経て出来上がります。その制作風景を見ていると、まるで複雑な数式を計算して解き続けているようにも見えます。
そこから計算で導かれた難解な数式や複雑な幾何学的形状、あるいは思考の産物とも判別がつかないドローイングが描かれます。
かつてガリレオ・ガリレイは、「宇宙という書物は数学の言葉で書かれている」という言ったように、観客が佐野の作品を前にした時、世界の不思議を解き開かす「鍵」を手にした感覚になるのかもしれません。
主な出展歴に
「Layer Cakes」(The 5th Floor: 、東京、2021)
「第9回天才アート展2021- OPEN STUDIOS-」(天才アートKYOTOきたアトリエ、京都、2021)
「第2回京都市障害者芸術作品展 - ウチからソトへ、ソトからウチへ-」(堀川御池ギャラリー、京都、2020)
他、多数。
天才アートKYOTO
http://tensai-art.kyoto/