2022.01.19 ~ 『オフィスオーガスタの30年!第3弾〜妖精とちぃ〜』

第382回 今回は、『オフィスオーガスタの30年!第3弾〜妖精とちぃ〜』をお届けしました。



オーガスタの『妖精』といえば、COILの岡本定義さんのこと!

COILは、神奈川県綱島出身の佐藤洋介さんと
岡本定義さんが結成したユニットです。

杏子「最初、定くん(岡本定義さん)が、1人で来たんだよね。
   で、エンジニアとして洋介がいて、
   定くんの曲をアレンジしたり、作曲したりしていたんです。
   そしたら、ジャイアン(フィスオーガスタ現最高顧問の森川欣信さん)から
   ”じゃあ2人でユニットで出ろ”って言い出して、ユニットになったんだよね。
   だから、最初聞いたデモテープは岡本定義って書いてあった」

2人ともベース・ギターを弾けるため、
ライブでは、真ん中にオープンリールを置き、
そこからドラムなど演奏できない音源を流しながらパフォーマンスし、
時折、ステージでベースとギターを交換するなど、目を引くライブだったそう。

杏子「ただ、ちょっと、MCに難がありましてね...(笑)
   楽屋でジャイアン(森川欣信さん)がMCの事で激オコしてて
   ”なんであんな事じゃべってんだ〜!”って
   どんなんだったかな〜(笑)」

松室「うわ!めっちゃ気になるわ〜!(笑)
   リスナーさんで覚えてる方いるかもしれないですね」

杏子「あ、なんで妖精かっていうと、説明すると長くなっちゃうんですけど
   定くん(岡本定義さん)が、『僕どうしよっかなぁ...曲順はこれで決定...
   でも、姫?姫?曲順さ、変えた方がいいと思うんだよね?
   変えた方がいいと思うでしょ?』って(笑)
   ふわ〜っとしてるの!でも魔法をかけるパワーを持ってますから!」

素敵な楽曲を生み出し続けているCOILは、
現在、岡本定義さん一人で活動しています。



続いて事務所にやってきたのは、『ちぃ』こと、元ちとせさん。

杏子が初めて元さんと出会ったのは、収録スタジオ。
当時18歳の元さんは、森川さんに連れられ、
三味線を持ち、スタジオにやってきたのだとか。

杏子「『明日から招待されたブラジルに、1人で行ってきます』って言ってて。
   それで、スタジオで奄美のお嫁に行く歌だったかな?を歌ってくれて。
   詩の内容は島の言葉だったからわからないのに、
   胸をグッと押しつけられる切ない歌声で、
   すごく感動しちゃって。私、泣いちゃったの。
   その時は黒髪ショートカットだったのに
   ブラジルから帰ってきて、1ヶ月後に会ったら金髪になってた(笑)」

元さんは、もともと奄美大島から大阪に行き、
美容師になろうと勉強されていました。
しかし、アレルギーがあり手荒れがひどく、島に戻る事に...

そんな時、森川さんとの出会いをきっかけに、
2002年に歌手としてデビュー!
唯一無二の歌声は、多くの人の心をつかみました。

松室「僕、小学校6年生くらいで、元ちとせさんの声聞いて
   その衝撃覚えてますもん。
   普段J-POP聴く中で、出会ったことのない歌い方だし、
   あんまり島唄というのも知らなかったし...」

杏子「日本国中がびっくりしたんじゃないかな。
   それに、ワダツミというワードも、戦争と重なってしまうというので
   使う使わないっていうのがあったんだけど、
   ジャイアンが『絶対この言葉が大事だ』って言って。
   それで見事に、ちぃは この歌で旋風を巻き起こしましたね。」


第4弾は、スキマスイッチの誕生エピソードです!
30周年のうちにしゃべり終わるのか...?
次回開催を、乞うご期待。


M1. アルケミラ / リーガルリリー
M2. 天才ヴァガボンド / COIL
M3. ワダツミの木 / 元ちとせ