今朝のゲストは、東京藝術大学の学長でヴァイオリニストの澤和樹さんでした。



1979年に東京藝術大学大学院を修了後、ヴァイオリニストとして国際的に活躍。
1984年に東京藝大に迎えられるとともに本格的な演奏活動を開始。
文部省在外研究員としてロンドンの王立音楽院に派遣。
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、
紀尾井シンフォニエッタのコンサートマスターを歴任。
2004年、東京藝術大学音楽学部教授、音楽学部長を経て、
2016年より第10代東京藝術大学長を務めています。

ヴァイオリニストとしても国際的に活躍をしている澤さんは、
CDもリリースしていて、2020年9月にリリースした
『ヴァイオリンでうたう日本のこころ』に続く第二弾、
ニューアルバム『いのり』を2月9日にリリースしました。

「祈り」をテーマに西洋音楽を中心に全14曲セレクトされ、
「シューベルト／アヴェ·マリア」「バッハ／G 線上のアリア」
「ヘンデル／祈り」の中に、復興支援ソング「花は咲く」も収録。

心安らぐ楽曲を、ピアノとのアンサンブルで聴かせてくれます。
ピアノは、夫人でピアニストの蓼沼恵美子（たでぬま えみこ）さん。

二重奏のヴァイオリンは、娘で藝大フィルハーモニア管弦楽団
コンサートミストレスの澤亜樹さんが務めていらっしゃいます。

澤さんは東日本大震災で大きな被害を受けた
岩手県陸前高田の流木で作られたヴァイオリン、
「TSUNAMI VIOLIN」で演奏したこともあるそうです。

コンサートは震災翌年の平成24年3月11日からスタートしたプロジェクト
「千の音色でつなぐ絆」の一環として、弦楽器製作家の中澤宗幸さんが、
大地震と津波に耐えた「奇跡の一本松」の枝の一部や
流木でヴァイオリンなど弦楽器を製作したことをきっかけに始まりました。
裏面に「奇跡の一本松」の姿が描かれており、
ヴァイオリンの他に、ヴィオラ、チェロも制作されています。



澤さんの詳しい情報はHPをご覧ください。

https://www.geidai.ac.jp/outline/introduction/president

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