2022年4月9日

西村由紀江のSMILE WIND

東日本大震災から11年。

ここ数年の3月11日は、
復興支援コンサート~ふくしま復興の集い~への出演、
いわき復興未来伝承館や大槌町文化交流センター「おしゃっち」など、
東北に伺ってきました。

今年の3月11日は、
『東日本大震災津波 岩手県・大槌町合同追悼式』に参列。



追悼式の前に、町長と副町長にご挨拶をさせていただいたのですが、
副町長の北田さんは、大槌町文化交流センター「おしゃっち」の館長さんだったので、
4年前、「おしゃっち」にピアノを届けた際の事を振り返ることも出来ました。

良く晴れていてコートもいらないほどの暖かさの中、
新型コロナウイルス感染症対策のため、
来賓以外の参列者は大槌町の御遺族限定で執り行われました。

司会は、仙台市出身のフリーアナウンサーで、
サンドウィッチマン伊達さんの奥さんでもある熊谷麻衣子(くまがいまいこ)さん。
サンドウィッチマンさんとは、
ラジオ番組や書籍の『サンドウィッチマンの東北魂 あの日、そしてこれから』で
ご一緒したこともあったので、伊達さんがよろしくと仰っていたそうです。

追悼式で私は、
国歌演奏と代表者が献花をする際に、ピアノを演奏させていただきました。

会場は、大槌町役場多目的会議室(旧大槌小学校体育館)だったのですが、
「おしゃっち」からピアノが運びこまれていて、
スマイルピアノ500でお届けしたピアノを追悼式で弾かせていただいたんです。

14時30分から始まった追悼式。

まずは、大槌町虎舞協議会(おおつちとらまいきょうぎかい)による
追悼の虎舞(とらまい)が行われました。

「虎舞」は、お囃子に合わせて虎が踊る岩手県沿岸部の伝統芸能。
本来は黄色と黒の模様なのですが、追悼式では白黒模様の虎でした。

3頭の白虎が、ゆっくりした笛や太鼓に鈴の音を加えた旋律に乗って踊っていました。
踊ったのは、鎮魂の意を込めて創作された「追悼」、
それを乗り越える「羽ばたき」、
そして「鎮魂」の3演目。

14時46分には、防災行政無線のサイレンに合わせて、
1分間の黙祷がささげられました。

式辞、追悼のことばの後に行われた国歌演奏は、
新型コロナの感染対策のため、私がピアノの独奏をさせていただきました。
代表者が慰霊塔に花を供える花献の際には、「あさひのあたる家」を献奏。
最後に、私も献花をさせていただきました。

退出する時、外国のご来賓の方が、
Good performanceと声を掛けてくれました。
また、帰りの際、大槌町役場の駐車場で、
大阪府豊中市が寄贈した、しだれサクラを見つけ、
改めて大槌町と豊中市の繋がりを感じることができました。

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