声優界随一のサイクリスト・野島裕史が、自転車をテーマにお届けしている番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。4月9日(土)~4月11日(月)の放送は、野島裕史のサイクルコラム「エクストリームスポーツ」をお届けしました。
BMX風に!?ジャンプするパーソナリティの野島裕史
◆「X Games」日本初上陸! メダリストの参戦も
野島:今回、エクストリームスポーツを取り上げた理由は、世界最大のアクションスポーツ国際競技会「X Games Chiba 2022 Presented by Yogibo」 が、日本初上陸するからです! 4月22日(金)~4 月24日(日)に、ZOZOマリンスタジアム(千葉市)で開催します。
日本からは、東京2020オリンピックのスケートボード男子ストリート・金メダリストの堀米雄斗(ほりごめ・ゆうと)選手、東京2020オリンピックのスケートボード女子パーク・金メダリストの四十住さくら(よそずみ・さくら)選手、東京2020オリンピックのBMXフリースタイル・パーク男子決勝に出場した中村輪夢(なかむら・りむ)選手らが出場。メダリストが勢揃いということで、すごいタイミングですよね!
エクストリームスポーツは、オリンピックの正式種目に採用されたことで、かなり身近でメジャーになってスポーツです。ボルダリング、スノーボード、サーフィン、スカイダイビングもエクストリームスポーツに属するらしいです。自転車では、BMXやダウンヒル(マウンテンバイク)もエクストリームスポーツです。
とにかく派手で刺激的ということから若者に人気のスポーツというイメージが僕としてはあります。実際、東京オリンピックでもとても若い選手が金メダルを獲っているので、若者に盛んなのかなと。そうは言っても、別に年齢関係なくできると思います。
そんなエクストリームスポーツのなかで、自転車に注目していくと、歴史もあって一番メジャーなのは、やっぱりBMXですね。ホイールが小さめの自転車で、年齢にもよると思いますが、“映画「E.T.」で、E.T.が乗せられていた自転車”と言ってわかる人もいると思います。
基本的には、舗装された道よりもオフロード、道なき道を走る自転車です。僕も「E.T.」世代なので、子どもの頃からの憧れの自転車でもあります。
そのほか、ダウンヒルは、サスペンションのついた大きいタイヤのマウンテンバイクを使うことが多く、これまた獣道みたいなオフロード、山のなかを猛スピードで下っていくスポーツもあります。車で例えると、ラリーのレースみたいな、観戦していてもかなり派手で手に汗握るようなスピード感のあるスポーツです。
エクストリームスポーツは、若者文化とともに成長してきただけあって、ファッション的にもオシャレでかっこいいイメージもあります。僕が自転車に乗り始めた十数年前、「このパーツ、オシャレだな」「このウエア、かっこいいな」と思うのは、大体BMXやマウンテンバイク用のものが多かった気がします。
エクストリームスポーツは、過激で派手な分、どうしてもケガのリスクも比較的高いので、ケガの治りが早い若者向けなのかなと 個人的には感じますが、もちろん無理せず自分のペースで楽しむこともできると思います。
若者向けと聞くと、ハードルが高めになってしまいますが、年配の方もマイペースに挑戦してみてはいかがかなと思います。僕自身、(オリンピック中継で)スケートボードを観ていて、「ちょっと挑戦してみたいな」と思い始めてしまったぐらいなので。手すりをグイグイいく、階段をジャンプするみたいなことをする気はないですけど(笑)、近所の公園をスイスイと走ったら気持ちよさそうだなぁと思っているので、ゆったりとエクストリームスポーツを楽しんでみたいなと思います。
次回4月16日(土)~4月18日(月)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、野島裕史のサイクルコラム「新社会人への自転車通勤のススメ」をお届けします。どうぞお楽しみに!