4月25日(月)~5月1日(日)の放送は・・・
会場となった「奥の細道むすびの地記念館」のすぐ横には
桜の名所として知られる水門川が流れ、ちょうど満開を迎えていました。
大垣市は、俳人 松尾芭蕉の有名な『奥の細道』の旅の終着点
"結びの地"ということで、テーマは『旅と俳句』。
スペシャルゲストは・・・
芸能界きっての"俳句通"として知られる、女優の戸田菜穂さん。
そして、日本体育大学出身で桂里奈ちゃんの大先輩でもあり、
趣味は俳句という石田仁大垣市長のおふたりです!
戸田さん 前園さんは、公開収録の前に桜を見ていらっしゃったんですか?
前園 はい。先ほど川沿いを少し歩いてきたんですけど、そのときのイメージで俳句を作ってみました。
戸田さん わあ、楽しみ! 実際にそういう俳句の作り方もあって「吟行(ぎんこう)」というんですけれども、実際に見たものを詠むという行為なんです。
丸山 ゾノさん、すごいじゃないですか。
前園 桂里奈ちゃんも始まる前に"あそこから"見てましたよね(笑)。
丸山 控室の窓のブラインドの隙間から見ました(笑)。
前園 それでは、まずは石田市長から一句、お願いします!
『花ふぶき愛でる二人の肩に置く』 大垣市長 石田仁
石田市長 先ほどここを歩いていたときに桜吹雪がザーッと風で舞ってきたんですけれども、ちょうど川沿いのベンチに高校生のアベックが座っていて、その肩に花びらが落ちてきたんです。でも、落ちてくるというよりは、風が二人の肩に花びらをそっと置いてあげたような感じをイメージしました。
前園 戸田さん、市長の俳句いかがですか?
戸田さん お優しさがにじみ出ていて。そういうまなざしで市民の方を見ていらっしゃるんだなと。
前園 じゃあ、続いて桂里奈ちゃん、お願いします!
『人間よサクラの味はうまいかい』 丸山桂里奈
丸山 目の前に桜があるので、とにかく「桜」という季語を入れたいなというのと、桜は、見てもいいし、食べてもおいしいし。桜のフラペチーノとか、桜味のものがいろいろあるじゃないですか。だから桜自身も「どうなのかな?」って気になっているという句です。
戸田さん ああ、桜の目線で! かわいい。
前園 こういう俳句もあるんですか、戸田さん。
戸田さん もう俳句は自由ですから。正解はありませんし。
石田市長 やはりスーパーサブとして、決めるときは決めますね。
丸山 やるときはやる女ですから!(笑)。
丸山 では、続いてゾノさん、お願いします!
『桜人(さくらびと)むすびの地にて思いはせ』 前園真聖
前園 「桜人」という言葉があるのかどうかはわからなかったんですけど、先ほど橋のたもとに行ったときに、たくさんの方が桜を愛でていらっしゃって、ここは松尾芭蕉の旅の終わりの地ですから「ここで終わったんだな」と思いをはせたり、もしかしたら過去のこととか未来のこととかに思いをはせたり、それぞれがいろんな思いでいらっしゃるのかなと思ったので詠ませてもらいました。
戸田さん いいですね。「桜人」という言葉は、私は聞いたことがないけれども、でも聞くだけで意味もわかりますし、きれいですね。俳句がお上手ですね。
石田市長 「マイアミの軌跡」じゃなくて「大垣の軌跡」ですよね。
前園 ありがとうございます(笑)。さあ、続いては大トリ、戸田菜穂さん、お願いします!
『里山の闇夜に浮かぶ桜かな』 戸田菜穂
戸田さん 今朝、新幹線に乗りながら考えたんですけれども、里山で人知れず、ライトアップもされず、大木の桜が咲いているんだろうなと思って。そういう桜にもいつか朝は来るし、そういう桜を見に行きたいなと。誰にも見られなくても頑張って咲いている桜を詠んでみたいなと思いました。
前園&丸山 わあ、素晴らしいですね。
石田市長 素晴らしいですね。僕もいつも思うんですけど、我々は誰かに見られて一生懸命頑張るというところもあるんですけれども、花というのは誰かに見られるためじゃなくて、一生懸命自分が咲くために咲いている。「闇から次の朝へ」と、その流れがずっと続いているんだなと感じました。
丸山 本当に! 素敵です!
公開収録にお越しくださった皆さん、ありがとうございました!
またいつかお会いしましょう!