逆算で成長し続ける「鳥貴族」!均一価格&単一メニュー、“引き算の経営”で全国に広がる人気店へ

ゲスト:「鳥貴族」の創業者 大倉忠司さん

本日もいらっしゃいませ!
事業投資家の三戸政和さんと、スマレジ代表の山本博士さんでお送りする『お店ラジオ』。
今回のゲストは、「鳥貴族」の創業者、大倉忠司(おおくら・ただし)さんでした。

さて、創業時から全国チェーンを目指していたという大倉さん!
起業する前は、焼き鳥店で、ナンバー2という立場で働いていました。
そのお店の社長の下について、改めてビジネスについて勉強するうちに、ある指針が目に入ります。
それは、当時のダイエーのビジネスモデル。
メーカーから価格決定権をうばって消費者に与えるんだ!と、価格破壊を実現し、流通革命を起こしたダイエー。大倉さんは「これを焼き鳥屋でやりたいな」と思い、「そのためには多店舗展開だ」と考えました。
以降、「全国チェーンにするためには?」という“逆算”の考え方で、最初からやってきたと言います。
「当時の焼き鳥店って高かった。もっと店舗展開したら価格を安くできるよね?っていう発想ですね」。
そのため創業当初は原価率が高いことに耐え、店舗を展開していくのに合わせて原価率を下げていったそうです。

こういった大倉さんの思いや考えを背景に、皆さんご存知の「鳥貴族」=全品均一価格!という業態ができていったんですね~。

そんな「鳥貴族」も、実は最初から均一価格だったわけではありません。
最初から低価格路線を狙ってはいましたが、1店舗目の最初の1年間は、150円・250円・350円の3プライスゾーンでした。
大倉さん曰く、「全品均一って考えはずっと頭にはあったけど、原価率が読めないから、勇気がなかった」とのこと。
結果的に、お店は苦戦。大倉さんは思い切って、構想にあった全品均一価格を実行します。
すると、「案外うまくいった(笑)」のだとか。
「3プライスゾーンでうまくいかなかったのは、インパクトが弱かったんだと思う。あの当時でも生ビールは450円くらいしたから、250円均一にしたことで、本当に驚かれた」と成功の理由を教えてくれました。
「鳥貴族」が全品均一価格になったのは、創業して一年目が過ぎてからだったんですね!

その後、2号店・3号店と店舗を展開しますが、業態は当時流行りだった総合居酒屋。
しかし「3号店はこけた」と言います。
一方、全品均一価格に変えた1号店は、時間はかかるけれど着実に売上をあげていきました。
これを受けて「やっぱり鳥貴族でもう一回挑戦してみよう!」と大倉さん。
全品が同じ価格なので、リピーター率がすごく良かったそうですよ。
2号店・3号店も、全品均一価格に変更したとたん、すぐに売上が上がったと言います。
そして大倉さんは、「鳥貴族1本でいこう」と、覚悟を決めました。

今や600店舗ほどを全国展開する「鳥貴族」。
全品均一価格のほかにも、焼き鳥という“単一メニュー”で長年店舗を増やし続けている人気店です。
そんな中、お客様をはじめ、社員・スタッフからも、もっとメニューを増やして欲しいといった要望が度々でてくると言います。
「まず自分がどんな店を作りたいか、あるべき店の姿を描くことが大事」と大倉さん。
メニューを増やせばお客様も増えそうな気がしますが、何でもかんでも取りそろえると、何の特徴もないお店になってしまい、「なんでもあるけど、欲しいものは何もない」といった状態になってしまう…というのがお考えです。
「うちは逆なんですね。ひたすら絞ってきた」。
そういったやり方を大倉さんは、「引き算の経営」だとおっしゃっていました。

牛でもない、豚でもない、あくまで“鳥”にこだわってきた大倉さんは、「チキンでやってきたのは正解だった」と語ります。
「まず安く提供できる。そこは大きかった。また、タンパクというか、鳥は飽きにくい味なので食材の強さを改めて感じる」とのこと。
「鳥貴族」の食材へのこだわりは、地産地消ではなく「国産国消」という取り組みにも現れています。
例えば、鳥はすべて国産。しかもチルドでの仕入れなので、単純に鮮度がよくて美味しい!
また、美味しい焼き鳥を出すことは、お客様が喜ぶだけではなく、社員・スタッフのためにもなると大倉さんは言います。
「社員・スタッフに、誇りを持って働いて欲しかった。低価格で冷凍の輸入ものを使っていると、どこかで自信を持って料理を出せない。自信のないものを出すことほど不幸なことはないですよね。なのでスタッフが自信を持って出せるメニュー、これをすごく大事にしています」。
焼き鳥一筋40年の大倉さんのお言葉には重みがありました。
みなさん、「鳥貴族」に行ったら、今回のお話を思い出してみてくださいね!


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