https://www.da-einstein.com
青砥さんは、1985年生まれ。東京都出身。
日本の高校を中退後、アメリカ・カリフォルニア大学 ロサンゼルス校 の神経科学学部に入学し、
2012年、飛び級で卒業されました。
2014年には、株式会社 DAncing Einsteinを設立され、
神経科学の研究を応用したプロジェクトを
数々の教育現場や企業で、手がけていらっしゃいます。
さらに、脳と教育とITを掛け合わせた
『NeuroEdTech 』 の第一人者としても活躍されていらっしゃいます。
わくわくすると作られる化学物質である
『DA=ドーパミン 』を社名に入れたという
株式会社 DAncing Einstein。
”人の幸せや成長を応援したい”という探究心のもと、
様々な経歴を持つメンバーが所属し、設立から8年経過しました。
「アメリカにいる時から、ニューロサイエンス(神経科学)をやってるというのは
”オタクだね!”って言われるような分野です。
人間の脳細胞や分子を紐解いて、脳を最先端の科学技術でわかるようになってきています。
研究したいというよりは、どうやって我々の学びやシ幸せ、豊かさに応用できないかな、と考えています。」
青砥さんの著書『HAPPY STRESS ストレスがあなたの脳を進化させる』では、
生物にとって欠かすことの出来ないストレスを
新しい側面から分析されています。
「感動や幸せ、成長に、ストレスは大事なんです。
ストレスには、いい面もあるんだ、というのを
”知るだけ” でストレスからの回復具合が早まる研究もありました。
でも、現実では、自分やチームの仲間たちと
ストレスのいい点を共有しあえる環境をつくることが
すごく重要になってきます。
過去にストレスで応援されて成功した経験って
あると思うんですけど、脳に情報としてとどめられた無い、ということもあります。
なので、記憶痕跡、メモリーとして保存するのが大事です。」
さらに、青砥さんと、麹町中学の元校長である
工藤勇一先生 との共著
『最新の脳研究で分かった 自立する子の育て方』 が SB新書も発売されています。
青砥さんと工藤先生は、
時代変化の中で新しい学びの環境を
科学的ベクトルからのアプローチが出来ないか、と
保護者や先生への研修を作る活動で出会われました。
著書の中でのキーワードの1つに
『心理的安全性』というものがあります。
これは、ストレスが過剰ではなく、
前頭前野のパフォーマンスが落ちていない、
良い状態なのだとか。
「追い込みすぎたり、叱りすぎると思考停止状態になります。
そうすると、パフォーマンスが出なかったり、幸せを感じなくなってしまします。
心理的安全を、生徒だけでなく、
先生自身も持たないと子供たちには伝えられないですよね。」
さらに、具体的に子供との接し方、
特に、怒ってしまう時についてのお話について伺いました。
「そもそも、怒っている時は、親自身がストレス過剰で
心理的安全では無い状態です。
そういう時に言った言葉は、後で後悔しますよね?
瞬間的に前頭前野が使えないと、
思い描いて無いことをしてしまう、というのモードです。
まずは、そういう自分を否定せず受け入れて、
自分が日常的に落ち着ける、ご機嫌になれる
モーメントを意識的に増やしておこうと
意識的に考えていられるか、です。
これは、僕はスキルだと思っています。」
自分がHAPPYでいることを意識的に考えることで
子供への接し方も変わっていく、とのこと。
来週も、青砥さんにお話うかがいます。
M. Happy / Pharrell Williams