第352回 青砥瑞人さん②

ゲストは先週に引き続き、応用神経科学者で、 株式会社DAncing Einstein代表の、青砥瑞人さん。

https://www.da-einstein.com



青砥さんは、いつも朝4時44分に起床!
4月4日生まれな上、幸せ(4合わせ)で
ラッキーナンバー”4”を感じて、朝を迎えたい、という思いなのだとか。

ちなみに、朝は、太陽を浴びることが大事!
セロトニンが作られることで
夜の深い睡眠を導くことにもつながるのだそう。

そんな朝から元気な青砥さんは、1985年生まれ。東京都出身。
幼少期は、ドラゴンボールの孫悟空になりたい!と夢見る、
野球一筋のスポーツ少年でした。
高校まで野球を続け、甲子園を目指していたころも...

「高校の時、ピッチャーやってたんですけど
 肩周辺が痛くなってしまって、パフォーマンスが落ちて
 負け嫌いだったので『カッコ悪すぎる』と。
 それで、惨めな自分を見たくなくて、逃げてしまいましたね。
 野球も学校も辞めてしまったあと、4~5年はフリーターで
 ふらふら過ごしたり、色々ありましたね。」

その後、2年制大学入学などを経て、
アメリカ・カリフォルニア大学のロサンゼルス校
神経科学学部に入学されました。

「20歳を過ぎた頃、自分は何やりたいか考えたんです。
 野球ばっかりやってきた中で、丹田呼吸を教えてもらっていて、
 その呼吸をすると、落ち着きや集中力が高まるのが、
 あまりに不思議で、アレはなんだろうかと。
 すると、”メンタル”という言葉には行き着くんですが、
 ”脳と紐付く”情報がどこにもなくて。脳を知らなくちゃいけない、
 と興味を持ったのが、最初です。一気に勉強しました。」

好奇心が、青砥さんを突き動かし、アメリカでは、
日々数時間の睡眠で勉学に打ち込み、見事飛び級で卒業!
そんな努力が、今に繋がっているようです。

東日本大地震があった当時も、アメリカ留学中。
たまたま弟さんが遊びにきていたそうで、
レストランでテレビを通じて、日本の現状を知ったのだとか。

「日本人ということで声をかけてくださる方も多い中、
 自分は離れていて、何も出来ない、というもどかしさを感じながら
 ”出来なくない!”と思って、ロサンゼルスにいる日本人と協力しながら
 サンタモニカピアで、募金活動をしました。
 こんなに世界中から、日本に心を配っていただけて、
 それが少しでも復興につながってくださればいいな、と活動していて
 今でも鮮明に覚えています。」

さらに、被災地で、助け合うことで生まれるパワーにも注目し、
応用神経科学の面から、分析もしていただきました。

「だれかのために、と本心で思っていると、
 自分を幸せにしたり、ストレスを和らげる効果がある、
 オキシトシンが関与します。純粋で自発的な貢献心は、
 ”相手のため” だけでなく、”自分自身のため”にもなります。
 かつ、もう1つ重要な点で、当たり前の生活への感謝を感じるのも
 大事な脳の大事な機能です。」
 

最後に、青砥さんの”元気の源”を伺いました。

「『日常の中にあるHAPPYの面積をどれだけ増やせるか』です。
 毎日の太陽や、雨でも”雨キスしてくれてる”と思ったり、
 自分のささやかな幸せに幸せを感じられる人は、
 大きな幸せも感じられます。」

起業されて8年。
今後は、”新たな学校の本質や在り方”を考えたい、とのこと。
これからもご活躍期待しています!

2週にわたり、ありがとうございました。


M. 蛍 / サザンオールスターズ