2019年7月以来のご出演です!
杏子「2019年7月というと、コロナ禍前。3年前かぁ~。
ちぃちゃんが、40カラット迎えて
『真珠のピアスが似合う、ショートカットの女性になります』って言ってたみたいね(笑)」
松室「あ~そうや(笑)」
元「今や、絶賛、髪の毛伸ばし中ですね。
髪の毛も眉毛も、伸びるの早いんですよ~...眉毛は老化現象らしいけど(笑)」
さて、元ちとせさんは、今年2月にデビュー20周年を迎えました。
今回は、14年ぶりとなる、待望の5thオリジナルアルバム『虹の麓』についてのお話。
杏子「え!?14年ぶり?!ほんとに?」
元「カバーとかやってて、別にサボってたわけじゃないんですけど~...」
松室「誰もそんなこと言ってないですよ!(笑)」
元「やっぱり、現ちゃん(音楽プロデューサーの上田現さん)が旅立ってしまったことが大きくて
オリジナル制作には試行錯誤がありました。
今、コロナ禍や明日は我が身というところで戦争が起こっていますので、
祈りや願いの中に希望が見えてくるようなアルバムになればいいな、と思って。やっと。」
アルバムタイトルにもなっている、
タイトル楽曲『虹の麓』は、長澤知之さんが作詞作曲されています。
”アクションを促す、真面目な歌です” と長澤さんのコメントにあるように、
具体的な言葉で、力強い一歩に寄り添う曲となっています。
杏子「ちぃから、長澤に書いて欲しい、っていう感じだったの?」
元「どうしたって真似ができない、作品の才能もすごいと思ってましたけど、
まさか、歌わせてもらえると思ってなかったのが1番ですね。
長澤くんが歌ってるデモを聞いて、自分が歌ったらどうなるんだろうと思ったし、
メッセージ性が強いんですけど、あまり強すぎない自分を乗っけてみたかったんです。
でも、私が歌ったのを聞いた長澤くんから ”真面目な歌です!”って言われて(笑)
ふざけてると思われたのかな...?(笑)」
杏子「私もこの、”真面目な歌です” っていうコメントの意図するところは、
どう考えても真面目な歌なんだけど、、、どういう真面目なの?って思った(笑)」
全11曲収録されたこのアルバム『虹の麓』は、ポップスからシマ唄まで!
新たな作家との出会いもあり、およそ3年の歳月をかけ完成されたとか。
杏子「新しい人たちと、スタジオで曲を作るって、なかなか大変だよね」
元「そうでしたね~。
まず、ボーカルもやってる作家さんのデモテープを頂くと
どう自分色に変えていけばいいのか、戸惑いましたね。」
松室「全員、個性がある方ばかりですもんね」
元「その人にしか出せない味っていうのが、どうしてもあるから
苦戦しましたね~...」
松室「それが良い化学反応を起こした結果になってますよね」
杏子「デモトラックの精度が高ければ高いほど、”私なんて...”って思っちゃうの分かる~!
でも、ちとせもそんな事になるんだね。」
元「『暁の鐘』という曲を書いてくださった折坂さんからは、
曲をいただいた時、一緒にお手紙もいただきました。
平和元年を聞いてくださっていたので、
平和への思いや、途絶えていってる未来でどう自分が生きていくか、というのを
前向きに表現したいとメッセージもらって。
でも...”独り言を言うように歌ってほしい”ってことで...。
独り言....難しいなと思いながら歌いました(笑)」
来週も、まだまだ元ちとせさんにお話伺います。
M1. いい感じ / 松室政哉
M2. 虹の麓 / 元ちとせ
M3. 暁の鐘 / 元ちとせ