第355回 椎名由紀さん①

今週からのゲストは、呼吸アドバイザーの椎名由紀さん。

https://zenkokyu.com
https://twitter.com/shiinayuki_


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椎名さんは、1975年生まれ。東京都出身。
早稲田大学第一文学部卒業。

江戸時代の禅僧の本から、呼吸の大切さを学び、
独自の『ZEN呼吸法』をメソッド化。
関連著書は、6カ国で翻訳され、国内外で姿勢と呼吸の大切さを伝える、
”呼吸アドバイザー”として活躍中です。

「呼吸アドバイザーというのは、私が勝手に作ってしまいました(笑)

 まだ聞いたことない、という方が圧倒的に多いんじゃないかな、と思います。

 高校2年から31歳までずっと頭痛で、肩こり、便秘、冷え、関節炎を起こして

 ”不調の百貨店”のような地獄な日々を過ごしていましたが、
 今は、心も体も元気いっぱいの、おばさんです!
 まさか、呼吸で健康になれるなんて思いもしませんでしたけど(笑)」

呼吸法に出会ったのは、”呼吸を直した方がいい”という、知人からのススメからだったそう。
半信半疑の中、何でもやってみよう!と思った椎名さんは、すぐに呼吸改善をスタート。
すると、健康状態が改善していったようで...

「1~2ヶ月で、まずは便秘が改善したんです。
 どうやってダイエットしたの?ってその時聞かれたんですけど、

 ”呼吸法”って言うと怪しいから言いませんでした(笑)
 そこからどんどん、15年間の不調が改善に向かっていったので、
 人に”呼吸法”を伝えていこう、と確信しました。」

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椎名さんが元にしているのは、江戸中期の禅僧である白隠慧鶴が

73歳の時に書いたとされる、1955年『夜船閑話』。
白隠は、”健康”という言葉を日本で最初に使ったとされる禅僧で
自身が病気を克服した体験記が、この『夜船閑話』だそう。

「『ZEN呼吸法』は、スーパー簡単です!(笑)
 日頃の状態を、ナチュラルな呼吸に戻そうというものですから、

 まず、鼻から、糸を紡ぐように、静か~~に吐いてください。すると、息は自然に吸えます。
 静かに吐けないのは、上半身に力が入っているからです。
 背中を壁にぺったり付けて、あぐらを組んでください。
 隙間を潰すようにすれば、後頭部も着くはずです。
 でも多くの人が頭が前に出ます。なぜかと言うと、肋骨が後ろに倒れているので、
 そのバランスを取るために、頭が前に出ます... 自分で自分の不調を作ってるんですね~(笑)」

東京・代々木に構えるスタジオや、全国で開催されるワークショップでは、
多くの不調を改善したいと様々な年齢の方が参加されているそう。
入門講座では、講義2時間+実技2時間の4時間!

「寝るような呼吸をするので、リラックスして本当に寝ちゃう人もいます(笑)
 目の前で皆さんが変わっていく様子を見るのは、ものすごく嬉しいです。
 皆さんに感謝の言葉を言われるんですけど、私は何もしてなくて

 ご自身でご自身の身体をリラックスさせるので、”自分の体にお礼言ってください”と伝えています。」

8月には、親子で参加できる『ZEN呼吸法』特別講座を東京で開催予定。
子供は、1時間半~2時間の話をしっかり聞ける年齢であれば参加可能!
詳細は、こちらをご確認ください。
https://bookings.zenkokyu.com/products/oyakolesson


来週も、椎名さんにお話伺います!


M.  バン・バン・バン  /  ザ・スパイダーズ