今週は、農林中金バリューインベストメンツ株式会社、常務取締役・最高投資責任者の奥野一成(おくの・かずしげ)さんをお迎えしています。
今回は、農林中金バリューインベストメンツの成り立ちについて伺いました。
農林中金バリューインベストメンツ(以下NVIC)は、農林中央金庫のグループ子会社で、【長期厳選投資】だけを行なっている投資会社ですが、その始まりは2007年、農林中央金庫の社内ベンチャー立ち上げだったそうです。
オマハの賢人と称されるウォーレン バフェット氏の投資のように「東京証券取引所が5年間閉鎖されても全く問題がない会社の株しか買わない」というコンセプトの長期厳選投資が日本でできないだろうかと考え、社会実験的なプロジェクトとしてスタートし、2014年に法人化されました。
優良企業の株式を持てばそれは「資産」となり、企業の成長に従って価値を増やし続けるので売却する必要がないと言う考え方のもと、新しい投資を日本に定着させようとしています。
「投資を通じてその企業のオーナーになっていると言う意識を持つことが、とても大切な事なのです。」と語る奥野さんのお話を、是非お聴きください。
農林中金バリューインベストメンツ株式会社、常務取締役・最高投資責任者(CIO)
1992年京都大学法学部卒業、日本長期信用銀行入行。長銀証券、UBS証券を経て、2003年に農林中央金庫へ転籍。オルタナティブ投資に従事した後、2007年より「長期厳選投資自己運用ファンド」を開始。2009年、農中信託銀行にプロジェクトを移し、年金基金等外部投資家向けファンドの運用助言業務に従事。2014年、投資助言業務に特化した農林中金バリューインベストメンツに移籍し、現在に至る。ロンドンビジネススクールファイナンス学修士修了。
『企業・投資家・証券アナリスト価値向上のための対話』(共著、日本経済新聞出版社)等著書多数。
ゴンドウトモヒコさん
ボストン大学修士課程修了。専攻は電子音楽とユーフォニアム。
音楽家集団anonymassを結成し4枚のアルバムをリリース。
これまでにYMO, Love Psychedelico, The Beatniks, Chara, UA, くるり, Def Tech他、多数のミュージシャンの録音やライブなどに参加。
蓮沼フィル、METAFIVE、ベーソンズメンバー。
2021年までNHK eテレ『ムジカ・ピッコリーノ』音楽監督。
2022年6月より毎月ソロアルバムリリース!
http://goondo.main.jp/gndsoloworks/index.html
資本主義社会が今の世界経済をここまで大きくした。 これからは企業理念でもある"シンプルかつフラットな情報共有、生産”が より今までの投資家のイメージを変えて、幅広く企業との信頼関係が 作られて豊かな社会が作られていってもらいたいものです。
Allentown / Billy Joel (1982)
ゴンドウトモヒコさん:変わっていく町の中で生きていく人たち。
生活は政治経済によって常に左右されるものである。そんな労働者ソングではあるけれどその企業がなければ産業が成立しない、そしてその産業がなければ世界中が困るような企業という社会の仕組みを想像して選曲。