2016年3月6日。
ピアノの音を届けるために、
スマイルピアノ500で岩手県の陸前高田市にいました。
ピアノをお届けした方やご近所の皆さんに集まってもらい、
ある施設で小さなコンサートを開催。
施設の名前は「朝日のあたる家」。その中で初めて演奏しました。
震災5年目の311を迎えるにあたり、
ピアノお届けしながら感じた事、出会った方への思いとともに、
穏やかな日々が続きますようにとの祈りを込めて曲を作りました。
曲のタイトルは施設の名前をお借りして、
「朝日のあたる家」としました。
木造のホールは三陸の海岸沿いの高台に建っていて、
まさに名前のとおり、早朝に訪れると陽の光を浴びて美しく輝くそうです。
コンサートには、お子さんからご年配のかたまで、
地元の皆さんが、たくさん集まってくれました。
私が「みなさん、ピアノを弾いてくれていますか?」と問いかけると、
「はーい。でも練習は嫌い!」というお子さんの声が、、、。
震災から5年、この日のために作った曲。
「ゆっくり歩いて行こうよ」という気持ちを込めて作った曲。
コンサートの数日前に完成したばかりの新曲。
「朝日のあたる家」で「朝日のあたる家」は完成しました。
それ以降、震災復興への想いとともに、
いろんな所で「朝日のあたる家」を演奏してきました。
先日、大阪で開催された、
『西村由紀江&金城綾乃 被災ピアノコンサート~奇跡と希望の奏で~』では、
熊本県の球磨村で被災した「希望のピアノ」で「朝日のあたる家」を演奏しました。
また、今年の3月11日に開催された
東日本大震災津波 岩手県・大槌町 合同追悼式でも、
代表献花の伴奏として「朝日のあたる家」を演奏しました。
震災復興への想いを込めた「朝日のあたる家」を
指揮者の佐渡裕さんが芸術監督を務める、
スーパー キッズ オーケストラでも演奏して下さっています。
今年の春、佐渡さんのマネージャーから、
スーパー キッズ オーケストラで「朝日のあたる家」を、
演奏させて頂いてもいいかと連絡がありました。
それ以降、「朝日のあたる家」が復興支援コンサートでの定番になっているそうです。
今年9月には、神戸で開催された、
スーパー キッズ オーケストラのコンサートにお招きいただき、
「朝日のあたる家」を共演させてもらいました。
リハーサルの一音目で鳥肌がたちましたね。
子供たちと気持ちが一つになったような気がしました。
終演後、佐渡さんと、「今度は東北でスーパー キッズ オーケストラと一緒に
「朝日のあたる家」を演奏しよう」と約束しました。
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お待ちしています!
http://www.nishimura-yukie.com
あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。
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