第372回 藤澤ノリマサさん②

ゲストは先週に引き続き、歌手の藤澤ノリマサさん。

https://www.fujisawanorimasa.net

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北海道ご出身の藤澤さん。
幼少期は、ピアノが大好きで、学校の休み時間もオルガンを弾いており、

人前で歌うのも苦手....インドアなお子さんだったそう。

音楽の影響は、クラシックの歌の先生のお父様と、
カラオケ教室の先生のお母様から!
自宅では、クラシックと演歌・歌謡曲の両方が飛び交い、
独自のスタイル "ポップオペラ" の誕生はここからきているのかも?とのこと。

高校1年のカナダへの短期留学で、セリーヌディオンと出会い、
洋楽が好きになった藤澤さん。
進学先には、音大の声楽科を選ぶものの、ポップスを捨てられないと悩んだ時期もあったそう。

音大進学したら皆クラシックなんですけど、ポップが捨てられなくなって...。
 デビューしたいという強い気持ちもあったので、『オンリーワンになればいい』と思うようになりました。
 それから、”ポップオペラ” というスタイルが生まれました。
 デビューしたかったので、レコード会社も100社くらい受けましたね(笑)

 デモテープの1曲目に、久保田利伸さんのLA・LA・LA LOVE SONGを、
 2曲目に、自分で作った曲、3曲目は弾き語りのオペラを入れていたら、
 その3曲目が最初の事務所に引っかかって...。」

努力の末掴み取った、藤澤さんの歌手人生。
来年には、デビュー15周年を迎えられます!


東日本大地震の後には、作曲家・音楽プロデューサーの
三枝成彰さんのプロジェクトをきっかけに、被災地への訪問もされています。
震災の年には、第九をモチーフにした楽曲『希望の歌』のツアーでは、
会場の横にあった避難所に、アカペラで歌いにいったこともあったとか。

「当時、歌なんか歌っていて、いいのだろうかって思ったんです。
 なんて声をかけていいのか。頑張ってね、なんて言えないし。
 色んな事を考えてたら、、スタッフさんに『笑顔で歌を歌ってください』って

 おっしゃってくださったので、悩みながらもその通りにしたら
 避難所の方々が涙を流して喜んでくださったんです。
 自分がそれでもらい泣きまでしちゃって歌えなくなっちゃってね。
 忘れられない、忘れてはいけない、思い出です。
 歌って、無限の力があるって、その時初めて思いました。
 心の処方箋で、すごいお仕事をさせていただいているだな、と心から思えた瞬間でした。」

さらに、第九をモチーフにした楽曲『希望の歌』も、
全国各地のメディアで取り上げられ、心の支えにしてくださった方もいらっしゃったとか。

「僕たちって、政治家ではないから国は動かせないけど

 人の心は動かすことができるって、震災で強く感じました。
 これからも前向きに、人の力の源になれるような曲をどんどん作って歌っていく、
 その繰り返しだなぁと思っています。
 歌によって絆を繋いでいく、バトンを繋いでいかないといけない、と思います。」



最後に、藤澤さんにとっての元気の源について伺いました。

「モーニングコーヒーです!
 朝起きたら、ドリップして、コーヒー飲んでから1日が始まります。
 コーヒー飲むのが、ルーティンなんです。」
 

2週にわたり、ありがとうございました!

M.  Yes I do - キスはまだ終わってない  /  藤澤ノリマサ