今回は、ニチバンの今とこれからについて伺いました。
2018年の創業100周年を期に「絆を大切に ニチバングループにかかわるすべての人々の幸せを実現する」という企業理念をグループ全体で掲げたニチバン。社員、お客様、取引先、社会の人々などの全てのステークホルダーに幸せを感じて頂けるよう、まずは社員が仕事を通じて喜びを感じて周りを幸せにしていくという理念をグループ全体に浸透させているそうです。
またSDGsへの社会の意識の高まりに対して、セロテープが天然素材でできている製品であり、廃棄の際も環境負荷が非常に少ない商品であることを全面に押し出しサスティナブルな世界の実現に協力できることを、よりアピールしていこうとしているそうです。
2030年に向け中長期ビジョンを策定し、メーカーとして世の中に新しい価値を提供できる商品の開発・販売をテーマに、グローバルで未来に貢献することを目標にしているといいます。
「お客様に使ってよかった、不具合が解消されたと言われなければ製品を作る意味がないんです。」と語る高津さんのお話を、是非お聴きください。
関西大学工学部卒業後、1990年にニチバン入社。
入社以来20年間、設計・品質管理畑を歩み、マスキングテープの設計などを担当した。
2015年購買部長、18年執行役員メディカル特販営業部長、19年席執行役員社長付を経て2019年6月代表取締役社長に就任(現職)
谷口雄さん
1985年東京生まれ、善福寺公園育ち。幼少時よりクラシックピアノを磯崎淳子氏に師事。
バンド「森は生きている」のメンバーとして2013年にCDデビュー。
2015年の解散後は、関取花、優河、六角精児、草彅剛など、様々なミュージシャンのライブやレコーディングにキーボーディスト・プロデューサーとして参加している。
アメリカンポップスやルーツロックへの偏愛から、ライナーノーツやディスクレビューなどの執筆も多数。
その豊富で偏執的な知識を活かし、2016年よりトークイベント「ミッドナイト・ランブル・ショー」を神保町試聴室にて毎月開催している。
粘着テープの代名詞ともいえる「セロテープ」を生み出したニチバン。セロテープ以外にも絆創膏「ケアリーヴ」や野菜の結束テープ、最近ではワクチン接種の際の注射絆など、創業104年の確かな技術力で、人々の暮らしに大きく貢献しています。粘着テープの基本は、物体同士をしっかりとつなぎ合わせ、持続すること。音楽における「グルーヴ」のようなものでしょうか。ミュージシャン同士の結束を感じるグルーヴィーな音楽を中心に選曲しました。
Tower of Power / Only so Much Oil in the Ground(1975)
谷口雄さん:OPPテープを天然素材のセロテープに切り替えることでCO2の削減に繋がり、環境問題の改善に貢献できるとは!SDGsと聞くと身構えてしまいそうになりますが、これなら明日からでも気軽にトライできそうです。千里の道も一歩から。ファンキーなグルーヴに乗せて、限られた石油資源について歌ったこの曲に身を任せながら、SDGsについて思いを馳せてみては。
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