山本浩二さんは、広島東洋カープに入団以降、チームの主砲として活躍され
18年間でホームラン王(4回)や 打点王(3回)などを数多くのタイトルを獲得されました。
選手を引退後は、野球解説者・野球評論家を経て、
1989年~、2001年~は広島東洋カープの監督も務められました。
「選手の時は、自分一人で成果を上げるために頑張りますが、
監督になると、チームを率いて責任を負って、覚悟を持って、やったのは確かです。
1番最初に監督になってやったのは、毎日選手の動きを見て、違う動きがあれば不調じゃないか、と。
常に観察しておくのが、大事だと思ったんですね。選手に声かけもしますね。
監督の時は、ゲームが始まれば、勝って当たり前で反省します。負けるともっと反省で...毎日反省(笑)」
2008年北京五輪では、星野仙一日本代表監督のもとで、
野球日本代表チームの守備・走塁コーチを務め、ヘッド兼打撃コーチの田淵幸一さん。
その当時、当番組パーソナリティー森も取材していました。
さらに、2013年に開催された、第3回WBCで監督を務められました。
「各球団から選手を預かっているわけですから、故障が気がかりでした。
教えることはないんですよ!一流選手たちですから。
あとは、いかに短期間でチームを1つにするか... メジャーの連中は来てなかったですから
日本にいる選手だけで頑張りました。負けましたけど、楽しかったです。楽しかったです。やりがいもありました。
負ければ色々言われますけど…悔いはないんですよ(笑)みんなにも感謝です。」
今シーズンも終わり、野球解説者としての目線で、
注目した選手:最年少三冠王 村上宗隆 選手 について伺いました。
「三冠王っていうのは、素晴らしいことですよね。
なかなか出来ることじゃないですから。
ただ、記録もかかっていて、その間何試合か打てなかったでしょ?
これは調子悪いんじゃなくて、”打たなきゃ”って気にしていたのが出ていて…
この期間は勉強になったと思いますね。
あの時期を思えば、これからもっと活躍するかもしれないですよね。
若いですし、元気がある。ベンチで1人で声出してて、顔つきもいいですよ!」
さらに、メジャーで大活躍中の大谷選手についても...
「今年なんかみていると、横に曲がるスライダーが増えていて、ものすごいキレがいいんです。
ピッチャーとしての資質はスゴイですよ!... バッターもそうですけど(笑)
いやぁ、ほんとに、野球が好きで、やってるからあそこまで出来るんだと思いますね。
”疲れた~”とか、思ったことあるのかね?(笑)
全くそういうのが見えないから... 何者なんだ?!と。とにかくすごい。」
最後に、山本浩二さんの”元気の源” を伺いました。
「4年前に手術しまして、なかなか激しい運動も出来ないので
家族とか、周りの仲間とかと一緒に過ごす時間が、元気の源ですかね。
最近は、”前進” という気持ちで過ごしています。」
2週にわたり、たくさんのお話をありがとうございました!
M. 時代おくれ / 河島英五