今日のテーマは、「キャリアの中に探す SDGs」「イキイキとキャリアを重ねる ヒント」についてパーソルキャリア株式会社 執行役員で、転職サービス「doda」編集長の大浦 征也さんに、伺いました。
大浦征也さん、玉井夕海
Q、今は、働き方の選択肢が、増えているんですよね。
Q、転職サービス「doda」は、求職者と企業のマッチングをされていますが、今の「転職事情」、どう変わっていますか?
A)転職が一般化してきました。昔は、「転職活動をする=今の仕事を辞める」だったのが、最近は、転職活動をして、今の自分の市場価値を測って、そのまま会社にいる選択をしたり「キャリアを自分で考えること」や「転職」の捉え方が変わって来ました。
Q、大浦さんは、ご自身の経験からアスリートのキャリアにも注目しているとか?
A)アスリートのセカンドキャリア、引退後の次なるステップをサポートしており、 最近では、アスリートが、現役選手時代から、ビジネスの世界に触れたり、キャリアを学べるサービスも提供しています。日本財団が行っているアスリートの社会貢献活動「HEROs」の学びの場であり、社会貢献のきっかけ作りをサポートする「HEROs アカデミア」に力を入れています。先輩アスリートや社会起業家から学ぶ“インプット”と、競技で培ったものが、どのように社会貢献活動に生かせるのかという“アウトプット”、全12回のワークで構成されています。
Q、スポーツ選手のセカンドキャリアをサポートするイベント「PERSOL THE LAST GAME 2022」について教えて下さい。
A)プロ野球の選手たちの引退試合を作ろうというイベントです。今年は12月18日に実施しました。実は毎年100名前後のプロ野球選手が現役を引退するけれど、全員が、引退セレモニーを出来る訳ではないんです。そんな選手が、支えられてきた家族やファンに感謝を伝える場、そして、家族やファンが選手に「お疲れ様!」を言う場を作りたくて、このイベントは、生まれました。 昨年から実施していますが、ご家族やファン、選手がお互い涙ながらに感謝を伝えている姿がとても印象的でした。
Q、最後に、大浦さんが、こうした活動を通して、次の世代に伝えて行きたいことはなんでしょうか?
A)子どもたちに、「好き」を大事にして欲しいです。"好き"を突き詰めた、子どもにとって社会の先輩でもあるアスリートたちが、引退後も、社会やビジネスで、活躍し続けることを表現して行ければ、子どもたちの"好き"や“特性”が生かせる社会になると思っています。
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