第377回 四角大輔さん①

ゲストは、随筆家、環境保護アンバサダーの四角大輔さん。

https://daisukeyosumi.com
https://twitter.com/DaisukeYosumi

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四角さんは、1970年、大阪府生まれ。

1995年より レコード会社で アーティストプロデューサーとして、

絢香、Superfly、平井堅などを手がけられました。

2010年にニュージーランドヘ移住され、湖畔の森で サステナブルな自給自足ライフを営みながら、

65カ国以上を旅されてきました。

著書には、『自由でありつづけるために 20代で捨てるべき50のこと』や

『人生やらなくていいことリスト』、『バックパッキング登山入門』 などがあります。



「僕は幼少期から、登山、キャンプ、釣りをしてきて、

 登山と釣りはプロのスキルがあるので、自給自足に役に立っています。
 衣食住を確保すれば、仕事がなくなっても生きてはいけると、自給自足をはじめました。
 あまりにも楽しくて、12年も続けています(笑)」

レコード会社で忙しく働いていた当時も、必ず睡眠と週末休みを確保!
そして年に1度は長期休みを確保し、湖畔で住める街を探し回っていたとのこと。

「学生時代にいくつかバイトをして、”お前は使えない”って言われ続けて
 僕は社会人としてムリなんだって気がついて。

 それと当時に、登山やバンライフをしていたら、周りの農家さんに”君は使える”って(笑)

 社会人はダメだから、自給自足の生活を送ると決めてたんですよ。他の選択肢は無いです。

 僕はとにかく『1点集中』というやり方をとってきて、他のものは手放さなきゃいけない。
 なので、もう、ニュージーランドしかないって。」

ニュージーランドで過ごしながらも、社外取締役やフェスプロデュースなど

様々な仕事を手がけてきた四角さんですが、
ある時 ”気が散っている” と感じ、本を書くことが1番大事だとふと思ったそう。
その後、『1点集中』という選択肢をとり、仕事をほぼ手放されました。

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そして、コロナ禍に...自宅で執筆に集中し完成したのが、

新著『超ミニマル主義』(ダイヤモンド社)です。

「これ実は、倍のページ数書いたんですけど(笑)その前半をまとめたのが、この本です。

 こんな分厚い本、読んでもらえるのかって不安だったんですけど、おかげさまで凄い好調で

 今はだいぶリラックスした気持ちでいます。

 この本は、働きすぎだなっていう日本の ”社会課題を解決したい”という思いがあります。
 『超ミニマル主義』というタイトル通りで、

 色々なものを削ぎ落として、削り出して、手放す技術を書いています。
 最初は財布、カバン、スマホ、パソコン、部屋、スケジュール、タスク...

 そして最後は思考、習慣になっていきます。

 人間って新しい変化を止めるので...まずは身近な財布で!」

忙しいから故に陥ってしまう、健康や環境への無関心を
”時短術” で時間と心に余裕を持つことで減らしてほしい、と四角さん。
さらに、この書籍のような『超ミニマル主義』で

自分の中にすでにある”彫刻作品”を削り出せるようにしてほしい、とも。


来週もまだまだお話伺います!

M.  Beautiful World feat. 絢香 / 玉置浩二