グローバルボーイズグループ・INIがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「From INI(フロイニ)」。毎週金曜・深夜1時からの2時間、INIの“今”をダイレクトに届けます。12月16日(金)の放送では、14日(水)にリリースされたファーストアルバム『Awakening』の全曲解説を実施。全12曲のなかから、新曲5曲についてのコメントを紹介します。
(左から)許豊凡、後藤威尊、松田迅
INIは、サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」から誕生し、2021年11月にファーストシングル「A」でデビューした11人組です。12月17日(土)から、初のアリーナツアー「2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]」がスタート。東京、愛知、大阪、福岡の4都市で開催中です。
今回は、25時台に松田迅、後藤威尊、許豊凡、26時台に髙塚大夢、木村柾哉の5人が出演。楽曲解説は、アルバム収録順に紹介します。
――ファーストアルバム『Awakening』リリース!
許:いままでの集大成ですよね。デビューしてからのひとつのストーリーみたいです。
後藤:自分的には、シングルとは違って1個の壁を越えるというか。新しいINIを見せる分岐点、ターニングポイントになるアルバムになったらいいなと思うし、自分たちも進化できたらいいなと思います。
――楽曲解説
◆1曲目「SPECTRA」
松田:レコーディングでは、「音程とかを気にしないで、気持ちで歌ってください」みたいな。「♪Pop pop! Pop pop!」のところでは、叫ぶ感じでやったりして楽しかったですね。
後藤:俺も勢いでいく系の曲が好きやから、レコーディングはやりやすかったけど……自分のパートの「♪Pop it in like, Pop it in like, Pop it in like~」のところは、音程を気にするとマジで言えなくて。「ちゃんと“n”も入れてください」みたいな……(笑)。そこはめちゃくちゃ苦戦しました。
許:(西)洸人の「♪We the new bad boys in the block」の(あとの)”フゥッ!”は、俺が録ったんだよね。
後藤:俺も録った!
許:俺と威尊と、もしかしたら他にもいるかもしれないけど。意外だよね。
松田:意外!
許:お腹に力をめっちゃ入れて、体が震えるくらいの”フゥッ!”(笑)。あとは、(2番の)「♪Oh oh oh oh yeah」のパートをもらえたのが嬉しい。あのパートは一番時間がかからなかった。3テイク内で終わった。
後藤・松田:お~!
許:それ以外のパートは苦戦したというか。「♪I can feel呼び覚ます Heartbeat」とか……。
松田:“I”って難しいよね。
許:いつもはエッジボイスから入るイメージなんだけど、この“I”は空気から入りました。「アイ」じゃなくて「ハァイ」みたいな(笑)。
後藤:音源を聴いて思ってん! 俺も1人で歌うとき、そのパートは「ハァイ キャン フィール~」って言ってる。ものまねしちゃう(笑)。
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◆2曲目「Dramatic」
髙塚:攻めた1曲ですよね。韓国でPVを撮ったね。
木村:深夜にね。この楽曲には青空の下というイメージがないから夜に撮ったんだけど、撮影開始が24時で朝方の4~5時までやったよね。しかも、特殊なカメラを使ったじゃん?
髙塚:使ったね。手の込んだPVになったと思います。コンテナで撮影したけど、色味が……ということで、コンテナを1個変えてみたいな。
木村:ゴジラみたいな機械で……(笑)。めちゃめちゃデカい車で移動させていたから、ちょっとビビった。
髙塚:柾哉くんのダンスも必見ですよ。
木村:踊っていて気持ちいいですよね(笑)。僕のパートで「そう Rollercoasterすら乗れなかった自分の」というところがあるんですけど、(でき上がって)最初に聴いたときにびっくりしました(笑)。
髙塚:自分でREC(録音)したのにね(笑)。
木村:レコーディングのときに、作曲家さんから「もっと巻き舌で英語っぽくやって」みたいに言われて。だんだん引き算するつもりで、最初はめっちゃ大げさにやったの。そうしたら、その1回目が……。
髙塚:使われたんだ(笑)。でも、これで正解だよ。
木村:本当に!?
髙塚:これ頭に残るもん(笑)。俺はめっちゃ好きだよ。(木村の別パートの)『逆境はむしろ俺の 好物だな』もそうだけど、攻めた曲だからアクセントは大事!
木村:大夢に言われたら自信が湧いてくるわ。よかった!
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◆3曲目「BAD BOYZ」
後藤:全体的なイメージは、すごくINIらしいというかやんちゃな楽曲です。Gファンク(※)とロックが調和した独特な雰囲気のあるヒップホップな曲ですね。僕的には、この曲を歌っているとめっちゃ楽しいんですよね。ずっとワクワクする感じ。
(※Gファンク……アメリカ西海岸を中心に1980年代後半〜1990年代に流行したヒップホップのサブジャンルの1つ)
松田:サビに「BAD BOYZ」「What you gonna do if we come for you」という歌詞があるんですけど、映画「バッドボーイズ」(※)をオマージュしているそうです。INIの“自分たちらしく進んでいく”という力強い覇気を表現したらしいです。
(※映画「バッドボーイズ」……1995年公開。ウィル・スミス&マーティン・ローレンス主演のポリス・アクション)
後藤:ダンスの振り付けにも垣間見えるよね。
松田:拳銃を落とす振りがあったりね。
許:歌詞に「A」「I」「M」(INIのシングルのタイトル)が取り入れられているんですけど、実は振りにもなっているんですよね。ちょっとおもしろいというか……(笑)。どういうふうに「A」「I」「M」が表現されるのか、楽しみにしていてください。
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◆4曲目「Do What You Like」
後藤:ヒップホップなんですけど、かわいくて素敵なサウンドが調和しているオシャレな曲です。僕はこの曲を初めて聴いたときに、アルバムのなかで一番印象に残りました。直感的に「好きだ」と思った曲です。
松田:サビもいいですよね。フレッシュな感じもあるし、「♪天気も最高だから~」の遊びに行く感じ? “あなたの好きなことをすればいい”という曲なんですけど、ポジティブな感じがいいですよね。夢を追っている人にも……例えば、親の勧める進路と違うことがやりたくて葛藤している人にも刺さる曲だと思います。
後藤:ドライブ中に聴くのもいいし……聴きながら人生をドライブするのもいいと思います!
松田・許:(笑)。
許:こういう曲調の曲は、いままでのINIにはなかったので、曲の幅が広がったんじゃないかと思います。
(左から)髙塚大夢、木村柾哉
◆5曲目「Runaway」
髙塚:「Runaway」って聞くと、かっこいい系の曲を想像するじゃん。でも実際に聴くと、柔らかい優しい曲で。何に対しても“急がなくていいんだよ”みたいな。“自分のペースで前を向いていこう”みたいなことが伝わる曲だなって思います。
木村:せわしなく過ぎる毎日で、忘れかけていた夢を再び追うきっかけになるような思いが込められているじゃん。前向きではあるんだけど、夢を追う過程では大変なことや、つらいこともあるわけで。そういう寂しさやマイナスな面も感じ取れる楽曲だなと思います。豊凡が「泣ける曲です」って言っているんだけど、すごく共感できるんだよね。
髙塚:うんうん。
木村:この曲は、たじ(田島将吾)が作詞に参加していて、その部分も必聴だなと思いますね。
髙塚:たじくんも、今、柾哉くんが言ったことを歌詞に込めているもんね。あと、レコーディングの最後で、みんなで歌ったよね。
木村:作家さんがいろんな人の声を入れたいって言って、その場にいたスタッフさん全員で一緒に歌うっていう(笑)。それもまた良かったですね。
髙塚:俺らも嬉しかったよね。
木村:そんなところにも注目してほしいです。
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<番組概要>
番組名:From INI
放送日時:毎週金曜25:00~27:00
パーソナリティ:INI
番組Webサイト:
https://audee.jp/program/show/59121